世界でも有名な日本の通勤ラッシュ。乗車率200%を超える鉄道も多くあり、その苦しさといったらありません。では、そんな日本のラッシュを外国の方はどんなふうに思っているのでしょうか。外国人20人に、「日本のラッシュアワー」について聞いてみました。
■逃げ出したい!!
「もう母国に帰りたいと思いました。ものすごく込んでいて大変だったので、毎日こんなことでしたら国に帰ったほうがいいと思いました」(シリア/男性/30代前半)
「翼が欲しい」(イタリア/女性/30代後半)
母国に帰りたくなるほどって相当な込み具合だったんでしょうね。でも、狭い空間にぎゅうぎゅうに押し込められたらそう思ってしまう気持ちもわかります。本当に、翼があれば飛んで行きたい……。
■日本人はかわいそう
「ハイテクノロジーの日本でも、人をコントロールできなくて、電車が込むのはびっくりした。私は、背が高いので良かったが、背の小さい日本人はかわいそう」(マリ/男性/30代前半)
「大変!皆かわいそう!昨日からの疲れがまだ直っていないのに、朝の満員電車を乗らなければならないのはとても大変」(ラオス/女性/20代後半)
日本が持つすばらしい技術力を、通勤生活にも生かしていけるといいんでしょうね。毎日の仕事疲れ以外に、通勤疲れもプラスされる日本人は、外国の人から見るとかわいそうに見えるようです。
■恐ろしい!
「制服を来た小学生までが缶詰め状態の中で押しつぶされそうになっていたのを見て恐ろしく感じ、なぜもっと改善しようとしないのか今でも不思議で仕方がありません」(ドイツ/男性/30代後半)
「ちょっと怖かったです。その時は人もちょっと怖くなりますから電車に乗りたくなくなりました。2分後にまた電車が来るけど誰も待たない。『ゆっくりでいいよ』と思いました」(スウェーデン/男性/30代後半)
「駆け込み乗車は危ないと思いました。ラッシュアワーのとき日本人は何よりも自分が乗ることしか考えません。自分の背中を出して後ろに押しながら乗ってもいいと思っています。本当に危ない」(イラン/女性/20代後半)
遅刻に厳しいといわれる日本人。この性質のせいで、みんな電車を乗りそびれないよう必死なんですよね。大人だけならまだしも、小学生や中学生も。電車は時間通りにくるし、本数だって多いはずなのに……。ラッシュアワーの電車内だけは、日本人のルールもモラルもない?
■まるで…
「家の近くの駅で、皆ほとんど皆同じ色の服を着てるので違和感を覚える」(スペイン/男性/30代前半)
黒いスーツを着たサラリーマンや、同じ制服を着た学生が電車に吸い込まれるように大量に乗り込んでいく様子は、違和感があるかもしれませんね。
誰もが不快に感じる、通勤ラッシュ。みなさん、多かれ少なかれ嫌な思いをした経験があるようです。日本の習慣といえど、こればかりはどうにかしたいものです。
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