「第55回グラミー賞授賞式」の模様は3月30日(土)21:15~WOWOWでリピート放送予定

1月なかばに約7年ぶりの新曲「Suit & Tie」を発表して復活ののろしを上げたジャスティン・ティンバーレイク(JT)。米国時間2月10日に行われた第55回グラミー賞授賞式ではその新曲などを披露し、「大人の歌手」としての魅力をしっかりとアピールしていたようだ。

一部で話題のトム・フォード謹製と思われるタキシード着用でステージに登場したJT。前振りのトークはエレン・デジェネレスとビヨンセ、さらに「Suit & Tie」ではジェイ・Zも助っ人で登場とかなり盛り上がる趣向。またビヨンセの新作アルバムにも参加するとのことで、こころなしか「ジェイ・Z ファミリーの一員」的な匂いがしなくもない。


Justin Timberlake Grammys 2013 Suit and Tie ft Jay Z HD
(「JT & The Tennessee Kids」というこのビッグバンドとのコラボが一夜かぎりのものなのか、それともこのユニットでツアーでもするのかが、ちょっと気になるところでもある)



Beyonce and Jay-Z Party with Justin Timberlake and Jessica Biel!
(ビヨンセ&ジェイ・Z夫妻の隣に座ったJTとジェシカ・ビール夫妻)


ジェイ・Zといえば、今回のグラミー賞授賞式には、リアーナやフランク・オーシャンといったファミリーも勢揃い(ただし自分で賞も取ったカニエ・ウェストはキム・カーダシアンとブラジル旅行中で欠席)。さらに会場内では自分の周囲の人々とともコニャックで酒盛り……と、なんだか往年の石原裕次郎みたいである。

さて。

授賞式の会場となったロサンゼルスのステープルズ・センターは、ふだんはレイカーズ、そして今シーズン絶好調のクリッパーズが本拠地とする、マディソン・スクウェア・ガーデン(ニューヨーク)と並ぶプロ・バスケットボールのメッカ。そして、JTもジェイ・Zも、ともにプロチームのマイノリティ・オーナー。JTのメンフィス・グリズリーズは今シーズン、例年にない好調ぶり。かたやジェイ・Zのブルックリン・ネッツのほうはといえば、連勝と連敗を繰り返すものすごいジェットコースターぶり(11月11勝4敗、12月5勝11敗、1月11勝4敗、2月がいまのところ2勝3敗)。ふたりが舞台裏もしくは客席でどんな話をしていたかがとても気にかかる。

最後に、2月17日にヒューストンで開催されるNBAオールスター戦のパフォーマーも発表になっていたようだ。ハーフタイムショーは、先のスーパーボウルで国家を斉唱していたアリシア・キーズ(ブラックベリーのグローバル・クリエイティブ・ディレクターにも就任してこのところ大忙し、といった感じ)、選手紹介時のパフォーマンスがニーヨ、そして国歌斉唱がジョン・レジェンド、ということで、先月のオバマ大統領就任式あたりから、同じようなメンツばかり目にしているような感じもしてくる。


Suit & Tie (Official Lyric Video)

追記


Jay Z, Coldplay's Chris Martin "Run This Town" NYE 2012, Barclays Center


大晦日にバークレイズ・センターで行われたコールドプレイとジェイ・Zの年越しコンサート。Run This Townでリアーナが出てきたのは当たり前として、その横でクリス・マーティン(コールドプレイのボーカル)の奥さん、グウィネス・パルトロウがシャンパン・グラス片手にステップ踏んでるのがなんだか可笑しい。