CeBITは、ワールドワイドなIT展示会とセキュリティカンファレンスであり、年に1回、世界各地で開催されます。今年はハノーバーにおいて5日間の日程で開催され、バラクーダネットワークスも参加しました。

カンファレンスでは、興味深く重要なトピックについて意見交換が行われました。その中でも、企業を標的にする攻撃が激増していることを背景に、セキュリティに関するトピックが注目を集めました。特に中心となった話題は、データとアプリケーションのクラウドへの移行であり、また、モバイルユーザの増加に伴い、新しいタイプの脅威やこれまでよりも重大な被害を及ぼす攻撃が増加しています。セキュリティマネージャは、これまで構築してきた統合環境の一貫性を損なわずに、このような新しい攻撃に対処するという重大な課題に直面しています。

その課題の解決方法として、多くのセキュリティマネージャはUTMデバイスを採用しています。UTMとは、さまざまな機能を1つのアプライアンスに搭載したデバイスです。ところが、セキュリティ脅威は驚くべきペースで巧妙化を続けているのに対して、UTMの進化は遅く、対応しきれていません。このようなUTMの欠点を補うために、特殊用途のファイアウォールが次々と登場しています。企業環境内のインフラはクラウドへの移行が進んでいますが、それはファイアウォールも同様です。以上のトレンドを考えると、従来型のUTMは役目を終えたのかもしれません。

「クラウドの問題」にどのように対応したらよいのか、また、どのようなスケジュールでクラウドへの移行を進めればよいのか。これは、多くのITマネージャが抱える問題です。バラクーダネットワークスは、既存のさまざまな脅威ベクタの特徴や、統合脅威保護イニシアティブによる対策についてわかりやすくご説明します。是非CeBITに足を運んでください。

CeBIT 2015にはおよそ4800人が参加し、ライブストリームの視聴者数は10万人を超えています。詳しくは、CeBIT Webサイトをご覧ください。

バラクーダネットワークスの統合脅威保護について詳しくは、こちらをご覧ください。

※本内容はBarracuda Product Blog 2015年3月31日Impressions from CeBIT, Hannover, Germanyを翻訳したものです。

Wieland Alge

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』4月8日付の記事の転載です。