バーコードと言えば、"商品情報を読み取るものだ"と思い込んでいたが、どうやら筆者のアタマが堅いだけらしい。バーコード作りに飽きた筆者が気分転換にWebページを眺めていると、バーコードスキャナの活用例を紹介するサイトに出くわした。PDFをダウンロードして読んでみると、特定のバーコードを順番に読み取ることで、バーコードスキャナの読み取りモードを色々変更することが可能だという。これがなかなか面白い。

例えば集合梱包で段ボールに大量のバーコードラベルが並んでいる際、目的のバーコードに狙いを定めてから読み取りを行うモードに変更可能だ。他にも印刷したバーコードがかすれている場合には、デコード(読み取ったデータ)の自己チェック回数を増やすことで、誤読を未然に防ぐデコード多重チェックといった設定などがあるらしい。

個人的に興味を持ったのがPCのシャットダウンだ。私が見つけたバーコードスキャナではShiftやNumLockなどキーボードにある信号を全て、バーコードで代用できるらしい。さらに、1つのバーコードの中に「Ctrl+S」(保存)や「Ctrl+A & Delete」 (全選択して削除)といった複数のキーボード信号が混ぜられるのでPC操作をバーコードだけで行うことも可能とのこと。商品管理だけでなく事務仕事にも活用できるのかと感心してしまった。

「FFTA10A/FFTA11」シリーズ(日栄インテック)でできる特殊設定の一例