トーンモバイルは11月22日、シニア向け新サービスとTSUTAYA店頭でスマホをレンタルできる「おためしレンタル」の開始を発表しました。

トーンモバイル代表取締役社長 石田宏樹氏

トーンモバイルはこれまで子ども向け、シニア向けにターゲットを絞った施策を展開してきました。トーンモバイル代表取締役社長 石田宏樹氏は、トーンモバイルの利用登録ユーザー比率を公開し、10代が34%、50代以上が34%と、子どもとシニアの割合が全体の68%を占めていると述べました。

「健康」はシニア最大の関心事 - 石田社長

子ども向けのサービスとしては、2017年7月に女性誌「VERY」とのコラボにおいて夜10時から朝6時まで子どものスマホ利用を制限する「TONE×VERY宣言」を行いました。石田氏によると、2017年10月末時点で夜10時から朝6時まで制限している割合は26%で、13才未満では制限ありが40%、13才以上では制限ありが11%とのことです。

また、2017年9月に開始したシニア向けサービス「あんしん電話」では、高齢者の特殊詐欺問題解決を目指しました。石田氏によると、11月16日現在、あんしん電話登録率は8.9%、特殊詐欺ブロック件数は10月3日以降から現在までで317件に上っています。

石田氏は、これまでの取り組みで一定の効果が出ているとして、「次のステップとして、これからはシニアや子ども自身が欲しいと思えるスマホを目指す。今回はシニアの最大の関心事である"健康"を支え、その結果国民の医療費問題にも貢献していきたい」と語りました。