10月11日、Amazonから10.1インチディスプレイを搭載したタブレット端末「Fire HD 10」が発売されました。最大の特徴はその価格。32GBモデルが18,980円、64GBモデルが22,980円ですが、Amazonプライム会員ならそれぞれ4,000円引きで購入可能です(いずれも税込)。
こんな激安価格でタブレット端末が発売されちゃったら、Amazonで販売されているすべてのタブレットが不良在庫になってしまうのではと本気で心配です。
とは言え15,000円を切る価格で購入可能な10.1インチタブレットが、本当にストレスなく使えるのでしょうか? 今回はちょっと疑心暗鬼な姿勢で「Fire HD 10」をレビューしましょう。
同梱品一覧。本体、ACアダプター、microUSBケーブル、クイックスタートガイド、「安全に関する情報」が同梱されています。ACアダプターの仕様は入力100-240V、出力5.2V/1.8A、容量9Wです |
まずはスペックを手短にご紹介
CPUはMediaTekの「MT8173」(4コア、2.0GHz+1.3GH)、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は32GBまたは64GBを搭載しています。microSDカードスロットが用意されており、最大256GBまでストレージを増量可能です。
OSは「Android 5.1.1」をカスタマイズした「Fire OS 5.4.1.0」を採用(※発売日の11日にFire OS 5.5.0.0の提供が開始されました)。Googleアカウントは登録できないので、Playストアからアプリをインストールしたり、Google製アプリを動作させられません。そのかわりAmazonが運営するアプリストアが用意されており、Evernote、Dropbox、ATOKなどの主要アプリケーションは利用可能です。
本体サイズは262×159×9.8mm、重量は500g。10.5インチのiPad Proが250.6×174.1×6.1mm/469~477gなので、「Fire HD 10」はiPad Proよりも幅が狭く、奥行きが広く、そして少し厚めということになります。重量差は23~31gなので、両手で持ち比べてみてもその差は気になりません。