FREETELでは専用アプリを使うことで通話料金が月額399円で1分または5分、何度でもかけ放題になる「FREETELでんわ」や「通話料いきなり半額」サービスを展開しているが、このうちFREETEL SIMユーザー専用だった「FREETELでんわ」を、他のキャリアのユーザーでも使えるようにする「だれでもカケホ」を開始する。

だれでもカケホ

料金そのものも連続1分の通話まで無料になる「1分カケホ」(月々299円)と5分カケホ(月々840円)に加え、連続10分通話の「10分カケホ」(月々1,499円)が追加される。通話料を常時半額にする「いつでも半額」(月額基本料金なし)も選べるが、既存の「通話料いきなり半額」ユーザーが「FREETELでんわ」に移行するプランも現在計画中とのこと。

専用アプリを使ってIP電話やプレフィクス電話を安価にする手法自体は、さほど珍しいわけではないが、ほかのキャリアにも開放するのはユニークだ。1回の通話時間も1/5/10分と選べるため、自分の通話スタイルに合わせて選択できるのはうれしい。

新パッケージなら携帯端末を替えホーダイ?

最後に、端末購入と回線契約を同時に行う場合の新パッケージの紹介だ。現在は2年縛りの途中に機種変更すると、割賦金の残額を払う必要がある。しかし半年~1年程度で新端末が続々と出る現状では、買い替えたくても残額を気にして新しい端末に変えづらい状況だ。

そこでFREETELでは、FREETELが指定する端末を2年縛りで契約する場合、半年に1度機種変更が行え、その場合残額の支払いは必要なく、新端末の機種代を2年払い続ければいいという新パッケージ「かえホーダイ」を開始する。10月6日からスタートし、既存の割賦販売契約者もこのパッケージへの乗り換えが可能になる(機種変更できるのは半年後から)。

最後の1台は全額払う必要があるが、それ以外は「使っただけ払う」感覚に近い。今後MVNO他社だけでなくMNOにも波及しそうなサービスだ

かえホーダイプランの料金はこれまでの「0円スタートプラン」を「0円スタート割」を適用した額(=2年縛り)と変わらないため、実質FREETELの端末を使っていれば半年に1回ずつ機種変更するチャンスが訪れるのと変わらない。発表会状で確認が取れなかったのだが、おそらく旧端末は返却して新端末に交換となるはず。契約書を確認したわけではないが、アップルが海外で実施している「iPhone Upgrade Program」のような、一種のリース契約に近いものと考えればよさそうだ。

実際に半年ごとに替えたい人がそう多いとは思わないが、残額を気にせず機種変更できるというのは悪い話ではない。FREETELはユニークな端末をリリースしてくるだけに、かえホーダイへの興味を持つユーザーはかなり多そうだ。

MVNOの料金競争も一巡し、2016年はサービスによる差別化が進んできたが、今回のFREETELの発表はキャリアの動向もうまく捉えつつ、ユーザーのニーズに的確に応える新たなサービスとして、大きく注目を集めそうだ。同社はオリジナル端末の採用など他社に先駆けて積極的に新しいサービスを投入する傾向にあるが、今後もMVNO業界の台風の目として活躍することを期待したい。