貯金がしたい、老後のために備えておきたい、他のことにお金を使いたいなど、節約する理由は人それぞれ。何かしら無駄遣いを抑えようと努力している人がほとんどだと思います。一方、自分では節約だと思った行動が、実は余り効果がなかった……ということもありがち。そこで今回は、「実は損している」節約行動を4つ紹介しましょう。

節約しているつもりが「実は損している」行動って?

ポイントやスタンプを集めるために買い物

買い物の際には、できるだけポイントをもらえるように工夫しているというポイントマニアの人も多いのでは? ポイント還元率の高いクレジットカードを利用したり、加盟店ではポイントカードの提示を忘れないようにしたりと、日々の支払いの際に少し意識するだけで、ポイント分の節約効果を期待することができます。

注意したいのは、「あといくら買い物すると、もう1ポイントもらえるから」といった理由で、本来必要のないものを買い足してしまうこと。毎回の買い足しはたとえ少額だとしても、それが習慣化していれば、結構な額の無駄遣いをしている可能性も否定できません。同様に、「ポイント○倍デー」「期間中にスタンプ○個を集めると、○ポイント還元」など、余計な買い物をしてしまいがちなので要注意。無駄遣いをせずに期間限定サービスを活用するためには、必ず使う予定のある日用品などを把握しておくことが大切です。

セール中の高揚感で買い過ぎてしまう

特に女性では、セール期間中に思う存分買い物をするのが何よりもストレス発散になるという人が多いですよね。ふだんの買い物を我慢する分、セールでまとめ買いすることで、節約できているという意識もあるようです。

セール期間中の高揚感によって、本当に必要なものや欲しいものが冷静に把握できていないケースも。「セール中だから、何か買わないと損!」という気持ちが働いてしまい、それを消化するために買い物をしている場合もありがちです。

安かったから、セールだからという理由で買い物をして、「実はちょっと気に入らなかった」という物に囲まれていると、だんだん不満もたまっていき、衝動買いを引き起こすといった悪循環に陥ることも……。

そうならないためには、セールに惑わされず、定価であっても、本当に欲しいものや満足のいくものを見極めて買うようにすることです。「安くても気に入らないものは買わない」という意識を持てば、徐々に買い物上手になっていくはず。長い目で見れば、無駄遣いをしなくなるので、節約として成功してることになるでしょう。