アニメシーンを中心に、アーティストとして幅広く活動の場を広げるLiSAが、およそ1年3カ月ぶりのアニメタイアップとなる「Brave Freak Out」を、2016年8月24日にリリースする。

LiSA「Brave Freak Out」(初回生産限定盤)のジャケットイメージ

TVアニメ『クオリディア・コード』のオープニグテーマとなる本作は、シングルCDとしても、昨年9月にリリースされた「Empty MERMAiD」以来となるファン待望の1枚で、ソリッドでエッジの効いたロックナンバーとなる「Brave Freak Out」とキャッチーでメロディアスな「AxxxiS」を中心に、【初回生産限定盤】と【通常盤】には、LiSA自身が作詞を手掛けた「ツヨガリ・ファンファーレ」、【期間生産限定盤】には「シャッフル」といったポップな楽曲が彩りを加える。

LiSAが語るNEWシングル「Brave Freak Out」の魅力

――TVアニメ『クオリディア・コード』のオープニグテーマとなる「Brave Freak Out」がついにリリースされます

LiSA

LiSA「久々のアニメタイアップということで、自分が今、何をやりたいのか、何ができるのかをいろいろと考えました。LiSAとしてのアニメとの関わり方がわかってきたところでもあるので、それをいかに音楽に落としこむことができるのか? 最近はタイアップのない曲で、自分のやりたいことを突き詰めてきたのですが、今回あらためてアニメタイアップをやらせていただく上で、これまでよりもステップアップした、一皮むけた音楽をお届けできたらいいなと思って作りました」

――ここ最近、特にシングルの表題曲やタイアップ楽曲では、LiSAさん自身が作詞に関わることが多かったと思うのですが、今回は田淵(智也)さんにお任せした感じですね

LiSA「自分が詞を書くことは、決してマストではないと思っているのが第一ですが、今回は特に、求められた楽曲がテンポの速い、カッコいい戦いの曲で、高橋(浩一郎)さんからいただいた曲がすごく洋楽的な感じだった。そうなると、自分で詞を書くよりも、カッコいい言葉を使って、自分の気持ちも含めて上手に表現してくれる人に書いてもらったほうが楽曲が活きるのではないかと思ったので、センパイ(田淵)にお願いしました」

――「Brave Freak Out」に関しては、どのような曲をイメージしていたのでしょうか?

LiSA「高橋さんには、とにかくカッコいい曲をお願いしますって(笑)。高橋さんはすごく器用な方で、とにかくメロディがカッコいいんですよ。今回はアレンジもお願いしているのですが、曲としてすごくカッコよく仕上げていただけたと思います」

――詞に関してはいかがですか?

LiSA「センパイには、自分の"エゴ"に真っ直ぐになってもいい曲、自分の芯を貫ける曲をお願いしました。アニメの資料を読ませていただいた時、ピックアップできる要素はたくさんあったのですが、あまりネタバレはしないでって言われて(笑)。なので、《世界》というワードを基本にしつつ、その限られた中で歌えることを、自分自身の言葉で歌うことで、作品の世界観を表現できたらなと」

――そしてできあがったのが今回の詞ですね

LiSA「『神様、ねえ僕を助けないで』ってカッコよくないですか? ここはセンパイもメチャクチャ私に推していて、LiSAちゃんが『神様、ねえ僕を助けないで』て言ってたら、カッコよくない? みたいな(笑)。『常識も正論も、関係なし』とかもカッコよくて好きですね。あと、歌っていてすごく気持ちいいのは『毒をもって毒を撃つ』のところかな」

――実際に歌ってみての感想はいかがですか?

LiSA「自分で歌詞を書いていないこともあり、自分だけの気持ちで歌っていないので、そんなに重さはないですね。だから、楽曲として、声と音楽を楽しんでもらえるのではないかと思います。あまりエモく歌おうとは思ってないです(笑)」

――いい感じに力を抜いて歌っている感じですね

LiSA「すごく余裕を持って歌えていると思います。実際、曲自体はすごく難しいですし、落ちサビくらいまでずっと突っ走っているんですけど、それを余裕でかわしていく感じで歌えたらいいなと思っています」