米Beats by Dr. Dreは、LAのスニーカーブランド、UNDEFEATEDと2回目となるコラボレーションを発表した。今回のコラボレーションでは、Bluetooth対応のワイヤレスインイヤーヘッドフォン「Undefeated×Beats by Dr. Dre PowerBeats2ワイヤレスインイヤーヘッドフォン」を製作。米国と日本の限定販売で、Apple Online Storeでは既に発売されており、Undefeated.comおよびUNDEFEATED直営店では8月1日に発売する予定となっている。Apple Online Storeでの価格は26,400円(税別)。
発表に先駆けて、東京・渋谷のクラブ"WOMB"にてコラボレーションを記念したイベント「Beats by Dr. Dre × UNDEFEATED presents A Tokyo Turn Up」が開催された。このイベントにはSeiho、JOMMY、Yukibebが出演し、パフォーマンスを繰り広げた。さらにSUPER SPECIAL GUESTとして、Rudimental、Hudson Mohawke、Joey Bada$$が登場した。
この日はWOMBのイベントカレンダーに掲載されているWebページを提示することで入場できるエントランスフリーのパーティということもあって、大勢のクラウドが詰め掛けた。フロアにはモデルや女優、ミュージシャンやDJなど、ファッショナブルなセレブリティの姿も多く、BeatsとUNDEFEATEDの影響力を窺わせる。エントランス奥には、Beats by Dr. DreとUndefeatedのロゴをあしらったバックパネルが設置され、記念撮影が楽しめるようになっていた。WOMBはオープン当時、Junior Vasquezがレジデントを務めていたNYの"TWILO"と同じサウンドシステムを取り入れたことで話題となったハコだ。「音」に拘るBeatsらしい会場選びと言えよう。
Yukibeb、Jommyに続き、Rudimentalが登場すると、フロアには大きな歓声が。彼らは先日行われた「FUJI ROCK FESTIVAL '15」で、初日のWHITE STAGEに出演、秋には単独公演も予定されている。
DJブースにHudson Mohawkeが入り、アップルのMacBook AirのCMでも使われた"chimes"が流れると、フロアの盛り上がりはピークへ。最新作"Lantern"に収録されたトラックも含め、縦横無尽なプレイを披露した。
そして、デビューアルバム"B4.DA.$$"が好調のJoey Bada$$がステージに。熱量のあるパフォーマンスでフロアを大いに沸かす。若干20歳とのことだが、自らビートメイキングも手がけるということで、これからが楽しみなラッパーだ。
締めはSeiho。Rudimentalからは全員、FUJI ROCK FESTIVAL '15出演者ということもあって、さながら前夜祭の様相であったが、苗場に行く人も行かない人もアツくなれるセットで、ボルテージが上がる。
残念ながら、筆者はご対面というわけには行かなかったが、Beatsの代表であるLuke Woodも来場していたようだ。昨年末の来日時には、ユーザーとのインタラクションを期待していて、そのための「場」を提供したい考えていると語っていたが、それが早くも結実した形だ。今後、こういった機会がますます増えていくことだろう。
最後に、「Undefeated×Beats by Dr. Dre PowerBeats2ワイヤレスインイヤーヘッドフォン」についてもう少し。両ブランドのコラボレーションは、2013年に発売した「Undefeated x Beats by Dr.Dre Studio オーバーイヤーヘッドフォン」に引き続き、これが2度目となる。
「Undefeated×Beats by Dr. Dre PowerBeats2ワイヤレスインイヤーヘッドフォン」はBluetoothに対応しており、半径約9メートル以内でワイヤレス通信機能が利用できる。充電式内蔵バッテリーで、最長6時間の連続再生が可能。イヤーピースにはIPX4準拠の耐汗・防沫性能を装備する。
本モデルは、90年代のヒップホップカルチャー、スポーツ、ミリタリーファッションにインスパイアされたUNDEFEATEDの独特なオリーブブラウンでカラーリングし、マットなスポーツスタイルを感じさせる仕上がりとなっている。両ブランドを象徴したスペシャル・エディションということで、イヤーフックにはBeatsとUNDEFEATEDのロゴが配置されているのも特徴だ。