USB3.1オンボード搭載モデル

ASUSから、新インタフェースUSB3.1を搭載したマザーボードが3種類登場、発売が開始された。同社からは先月もUSB3.1対応モデルが発売されているが、今回のモデルは拡張カードの付属ではなく、USB3.1ポートがオンボード実装されている点が特徴。なおインタフェース以外のスペックについては、既存モデルから大きな変更は無い。

ASUSの「X99-PRO/USB 3.1」。既存モデルのマイナーチェンジ版だ

バックパネルのインタフェース。青緑色の2ポートがUSB3.1対応

今回発売されたのは、X99チップセット搭載モデルの「X99-PRO/USB 3.1」と、Z97チップセット搭載モデルの「Z97-DELUXE/USB 3.1」「Z97-A/USB 3.1」。いずれもバックパネルにタイプAのUSB3.1ポートを2つ搭載する(コントローラはASMedia製)。価格はそれぞれ、50,000円前後、44,000円前後、24,000円前後となっている。

これは「Z97-DELUXE/USB 3.1」。製品名はシールで貼られている

充実したバックパネル。IntelチップのデュアルGbEを装備する

「Z97-A/USB 3.1」。従来モデルからは基板の色も変わったようだ

ASMediaチップを追加して、従来USB2.0だった2ポートがUSB3.1に

本格水冷に対応した静音ケース

Fractal Designの「Define S」は、冷却性能を重視したミドルタワーケース。既存の「Define R5」と外観はほぼ同じだが、フロント側にあった5インチベイと3.5インチベイを全て取り払い、前面に最大36cmサイズの水冷ラジエータを設置することが可能だ。価格はノーマル仕様が13,000円前後で、ウィンドウ仕様が14,500円前後。

Fractal Designの「Define S」。スッキリした外観はR5譲りだ

ドライブケージが一切無いという思い切ったレイアウトを採用

従来のDefine R5も、フロント側のドライブケージを全て取り外し、大型ラジエータを格納できたが、その場合、3.5インチベイが無くなってしまうのが問題だった。しかしDefine Sでは、内部構造を改良し、マザーボードの裏側に3.5インチベイを3つ用意。従来からの2.5インチベイ×2と合わせ、十分な拡張性を持たせることができた。

裏側。左に3.5インチベイ×3、右に2.5インチベイ×2がある

これは従来のDefine R5。ドライブケージの取り外しが可能だった