2015年4月24日、いよいよApple Watchの販売が始まった。アップルの直販サイトをはじめ、Apple Store実店舗、伊勢丹新宿店、ソフトバンク表参道/銀座などでApple Watchが販売される。各所の販売開始の様子をレポートした。

伊勢丹新宿店「Apple Watch at Isetan Shinjyuku」

Apple Watch at Isetan Shinjyukuでは、4月24日、25日、26日の3日間は当日販売分なしで、事前予約分のみの販売となる。27日以降は同グループの会員カード(アイカード、MI CARD、三越 M CARD)所持者向けのWeb試着予約を優先するが、一般でも店内への来店は可能。在庫状況によっては即日購入も可能という

「Apple Watch at Isetan Shinjyuku」に最も近い新宿通り側出口では、営業開始となる10時30分前に伊勢丹のスタッフが、十数人ほど並ぶ来店者らを誘導していた。事前予約者はあらかじめ指定された時間に来店し、Apple Watchを受け取る形となる。

一番最初に並んだ男性は、スペースグレイアルミニウムケースの42mm「Apple Watch Sport」を入手。バンドはブラック。「思ったより軽かった」ため普段使いの時計としてApple Watchを使用する予定だ。「こんなに早く手に入るのが嬉しい。普段アップル製品を買う時に並んだりはしないが、今回はノリで(笑)。通知が手元で瞬間的に確認でき、使いやすい」と語ってくれた。

普段は北九州に住んでいるが、今回は「本当に運良く」、東京出張時に受け取ることができたという。これから北九州へ戻るとのこと

また、別の男性は、ステンレススチールケースの42mm「Apple Watch」、ホワイトスポーツバンドを購入していた。購入金額は86,400円とのこと。当初は、レザーバンドのモデルを購入予定だったが、試着してスポーツバンドに変更したという。伊勢丹で購入した理由は「伊勢丹にApple Storeがオープンすると聞いて珍しかったので」と話していた。この後は、「今日は仕事が休みなので、近くのカフェでセットアップを行いたい」と話した。

その場でケースから出して装着。Apple Watchで使ってみたいアプリは「LINE」

ソフトバンク表参道店

ソフトバンク表参道店でもApple Watchの販売が午前10時からスタート。この日は伊勢丹と同じく、基本的に予約購入者への商品受け渡しがメインであったが、ごく少数のモデルが即日購入可能となっていた。

先頭の男性はその予約無しでの購入者で、前日の22時くらいから並んでいたという。男性は、iPadアプリの開発に携わっているプログラマーとのことだった。男性が購入したのは42mmのステンレススチールケースとミラネーゼループのモデル。希望の製品が購入できたという。

42mmのステンレススチールケースとミラネーゼループのモデルを購入した男性。予約無しで前日の22時くらいから並んでいたという

また男性は、普段は時計をつけていないが、アップルの新製品が出るときは必ず並んで購入していたので、今回も前日から店頭で待っていたと話していた。まずは時計のいろいろなフェイスを試していたいそうだ。報道陣も多く詰めかけていたが中には、買ったばかりの男性に「使い心地はどうですか?」という不思議な質問を投げかける人もいた。

DOVER STREET MARKET GINZA

発売日直前に販売方法を明らかにしたDOVER STREET MARKET GINZAでは、電話予約をした購入希望者のために、通常より早い時間に1階だけをオープンして対応。開店時間の11時にはすでに週末分の試着予約は満員となっていた模様だ。販売されるモデルは「Apple Watch」と「Apple Watch Sport」で、「Apple Watch Edition」は取り扱いがない。また、揃えるラインナップもショップが厳選したもののみであるとのことだ。