マウスコンピューターの「LuvBook C」シリーズは、11.6型ディスプレイを搭載したモバイルノートだ。購入時に構成をカスタマイズできるモデルで、最小構成価格は34,800円(税別)とかなり安い。それでいてしっかり働いてくれるので、価格以上の価値が感じられるマシンとなっている。今回はPCでは珍しい、強烈な印象のカラーバリエーション"ピンク"を試用してみた。
女性はもちろん、男性が持ってもスタイリッシュなピンクが印象的
低価格のモバイルノートというと、いろいろな部分が犠牲にされているモデルも多い。フットプリントは小さくても重かったり、インタフェースに不足があったり、無難すぎるデザインで見映えが悪かったりといった具合だ。しかし、「LuvBook C」シリーズはひと味違う。
まずデザイン面では、四隅の角は丸いが、厚みの方向にはあまり丸みを付けていないためスッキリと整然した印象だ。トップカバーにシンプルなロゴが入っているだけなのもいい。そして何より、そのカラーバリエーションが面白い。用意されているのはピンクとホワイト。これらは追加料金なしで好きなほうを選択できる。
最近のモデルでホワイトがあるのは珍しくなく、スタンダードカラーとして採用したと考えていいだろう。面白いのはピンクのほうだ。「LuvBook C」シリーズでは、かなり赤っぽいピンクを採用。チェリーピンクよりもう少し赤いというくらいの色合いで、よく見るとラメとヘアラインのような加工が施されておりメタリックな雰囲気もある。
淡いベビーピンクやパステルピンクだったり、布のような雰囲気だと女性的なイメージが強くなりすぎるが、本機の色はちょっと違う。車のカラーに近いイメージがある。女性が持っても甘すぎることなくスタイリッシュな印象となるが、男性が持っても良さそうだ。特に、持ち物にこだわりがあり、個性を強調したいタイプのユーザーにはピッタリではないだろうか。
全体がピンクではなく、ヒンジから底面側にかけてはマットブラックが採用されている点にも好感が持てる。キリッとした印象のピンクは、持つ人にとっていい意味でのトレードマークになってくれそうだ。ビジネスマンが営業先などで本機を取り出せば、それだけで話の切っ掛けになることは間違いない。