KDDIは19日、au携帯電話の春商戦向け新製品を発表した。高音質通話などが可能な「au VoLTE」対応端末や、同社初のシニア向けスマートフォン「BASIO」、同じく初のジュニア向けスマートフォン「miraie」など、8製品を投入する。発売はそれぞれ1月下旬から。田中孝司社長は、スマートフォンへの移行が鈍化しており、今回のラインナップについて"聖域なき商品開発"を行ったとしている。

KDDIの田中孝司社長

auの春商戦向け新製品

コンパクトなau VoLTE対応機種

高音質通話を実現するau VoLTE対応機種は、サービス開始当初「isai VL」と「URBANO」の2機種のみだったが、今回新たに3機種を追加。「INFOBAR A03」は、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が手がけたデザインとNISHIKIGOI(錦鯉)などの独自のカラーリングはそのままに、新たにアルミニウムの金属素材を本体に使い、「何とも言えない上質感」(田中社長)を実現した。

4色を用意するINFOBAR A03

縦方向にスクロールするiida UIは健在。下部には3つのボタン風のデザインを備えており、ボタンは静電式で押し込むことはできないが、INFOBARらしいデザインとなった。

au+1 Collectionによる専用アクセサリーに加え、伊勢丹とのコラボレーションにより、ウォルナットのウッドスタンド、ブックタイプスタンドの4色計100セットを用意するなど、デザイン性を重視したアクセサリーも用意する。

横向きのウッドスタンドを始め、各種アクセサリをそろえる

伊勢丹とのコラボレーションによるイベントも用意

AQUOS SERIE miniは、IGZO液晶を搭載し、狭額縁の「EDGEST」デザインを採用したコンパクトスマートフォン。4.5インチサイズのディスプレイを搭載しながら、狭額縁によって幅約63mmを実現しており、片手でも操作しやすいのが特徴。

狭額縁でコンパクトなAQUOS SERIE mini

先に発売されるAQUOS SERIE miniの1月下旬発売に合わせて、au VoLTEの「シンク機能」も拡充。すでに発表されていた画面シンク、カメラシンク、位置シンク、手書きシンクの4機能のサービスを開始する。SERIE miniやINFOBAR A03はデフォルトで対応し、isai VLとURBANOは1月下旬以降にアップデートで対応する。