KDDIは23日、Firefox OSを搭載したスマートフォン「Fx0(エフエックスゼロ)」を発表した。端末価格は税込み49,680円。auオンラインショップおよびau SHINJUKU、au NAGOYA、au OSAKA、au FUKUOKAでは25日から、全国のauショップおよびau取扱店でも2015年1月6日以降順次発売していく。本稿では、写真とともにFx0のポイントについて見ていく。
Fx0は、Mozilla社が提唱するオープンなモバイルプラットフォームFirefox OSを搭載したスマートフォン。様々なデバイスを連動させるプログラミングが可能なWebサーバー機能や、「Fx0」同士をタッチするだけで簡単に動画や写真の共有が可能なWeb-cast機能などを搭載している。プログラマーが自由にカスタマイズできる点が、最大の特長となる。
KDDIが開発しているWebベースのアプリケーション開発ツール「Gluin」の利用も可能。KDDIでは同端末を通じて、標準的なWeb技術を通してモノとWebがつながる世界観「WoT (Web of Things)」を推進していくとしている。
「Fx0」の主なスペックは次の通り。約4.7インチのディスプレイを搭載、サイズは139(H)×70(W)×10.5(D)mm、重さは約148g。メインカメラは約800万画素、サブカメラは約210万画素となっている。バッテリーの容量は2,370mAh。OSにFirefox OS 2.0を搭載しており、CPUはMSM8926(クアッドコア、1.2GHz)、RAMは1.5GBでROMが16GB。日本語入力システムに、オムロンソフトウェアと共同開発した「iWnn IME for Firefox OS」が搭載されている。外部ストレージとして、64GBまでのmicro SDXCに対応する。
料金プランでは、Fx0専用のデータプラン「LTEフラット cp(f・2GB)」が用意されている。通信容量の上限が2GB/月のプランで、月額税別3,500円で利用できる。また、新規契約およびMNPの場合、最大2年間LTEプランの基本使用料(934円)が無料になる「Fx0おトク割」が適用される。