19日、新型iPhone「iPhone 6」、「iPhone 6 Plus」がNTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話(au)、ソフトバンクより発売された。各社とも新料金プランを打ち出しているが、Twitter上には、iPhone 6/6 Plusの場合旧料金プランが適用されないというツイートが散見され、ユーザーの間で混乱が生じている。本稿では改めて、各社の旧料金プランの契約期限をまとめ、旧料金プランがiPhone 6/6 Plusに適用されるのか検証してみた。
ドコモの場合
NTTドコモの旧料金プランである「タイプXi にねん」、「タイプ Xi」、「ファミリーワイド バリュー」、「ファミリーワイド」、「ファミリーワイドリミット バリュー」、「ファミリーワイドリミット」は、2014年8月31日をもって新規申し込み受付けが終了している。そのため、MNPを含む新規契約で新型iPhoneを購入する場合、新料金プランである「カケホーダイ&パケあえる」が適用される。ただし、現在「タイプXi にねん」を契約しているユーザーは、新型iPhoneに機種変更後も継続利用が可能となっている。
auの場合
auの場合は、MNPを含む新規契約でも、機種変更でも、旧料金プランである「LTEプラン」、「LTEフラット」、新料金プランである「カケホとデジラ」どちらの契約も可能。ユーザーにあったプランを選択することができる。なお、新料金プラン発表当初、新規契約での旧料金プランの受付けは、2015年2月末で終了するとアナウンスしていたが、同社広報によると「そうした予定はなくなった」としている。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクの旧料金プランである「ホワイトプラン」は、2014年11月末をもって新規申し込み受付けが終了する。そのため、11月末以降はMNPを含む新規契約では新料金プラン「スマ放題」が適用される。ただし、現在「ホワイトプラン」を契約しているユーザーは、11月末以降に新型iPhoneに機種変更しても継続利用が可能となっている。
総合すると、MNPを含む新規契約によって新型iPhoneを購入する場合ではau、ソフトバンク(11月末まで)は旧料金プランを選択できるが、ドコモはできない。機種変更によって新型iPhoneを購入する場合では、どのキャリアも旧料金プランの継続利用が可能ということになる。なお、本稿は旧料金プランの契約期限についてまとめたものであり、そのほかの各種割引サービスなどはこの限りではない。
旧料金プラン契約期限(本稿執筆時点) | ||
キャリア/プラン名 | MNPを含む新規契約 | 機種変更 |
---|---|---|
NTTドコモ/「タイプXi にねん」など | 受付終了 | 当面の間継続利用可能 |
au/「LTEフラット」など | 当面の間申込み可能 | 当面の間継続利用可能 |
ソフトバンク/ホワイトプラン | 11月末まで申込み可能 | 11月末以降も当面の間継続利用可能 |