キャリアアグリゲーションなどの技術が高速通信を実現させる

225Mbpsという高速通信を実現するために必要な技術が、「キャリアアグリゲーション」である。これは、複数のLTEの周波数を束ねることで高速化を実現するという技術。NTTドコモは、1.7GHz帯、1.5GHz帯、800MHz帯、2GHz帯という4つの周波数を持っているが、それらを場所や利用状況に応じて組み合わせ、225Mbpsを実現していく。

複数のLTEの周波数を束ねることで高速化を実現するキャリアアグリゲーション

たとえば東名阪では800MHz帯と1.7GHz帯を組み合わせ、全国では2GHz帯と1.5GHz帯を組み合わせるといった具合だ。また、ビジネス街や繁華街など、より通信トラフィックが集中する場所には、「アドオンセル」と呼ばれる小さな基地局を配置し、無線容量の拡大とスループット(データ転送能力)向上を実現するとしている。なお、上りについては速度がより速い方の周波数帯を優先して使うようだ。

また、700MHz帯についても2014年度中に運用をスタートさせる予定だというが、こちらはキャリアアグリゲーションには使われない。