DDR4メモリ対応の新型Core i7

Intelの「Haswell-E」(コードネーム)こと、「Core i7-5960X」「同5930K」「同5820K」が発売となった。デスクトップ向けCPUのハイエンドモデルで、最大8コア/16スレッドに拡張されたほか、最新のDDR4メモリをサポートするのが大きな特徴となる。価格はそれぞれ、116,000円~121,000円前後、65,000円~68,000円前後、43,500円~45,000円前後。

「Haswell-E」の各モデル。いずれもCPUクーラーは付属しない

最上位モデル「Core i7-5960X」のsSpecナンバーは「SR20Q」

前世代「Ivy Bridge-E」(同)の後継モデル。新たにDDR4メモリをサポートしたことで、ソケットは新型の「LGA2011-v3」へと変更されており、従来のLGA2011とは互換性がなくなった。利用には、同時に発売されたX99チップセット搭載マザーボードが必要になるので注意したい。性能について、詳しくは以下の特集記事を参照のこと。

【特集】「Haswell-E」徹底検証!! - Core i7-5960Xで試す新世代8コアの実力
http://news.mynavi.jp/special/2014/5960x/

新旧の最上位CPU(i7-4960X/i7-5960X)を比較すると、コア数が6コアから8コアに増加したのが大きな変更点。反面、動作クロックは定格3.6GHzから3.0GHzへと落とされたものの、TDPは130Wから140Wへと若干増えた。対応メモリがDDR3-1866からDDR4-2133に変わったことで、最大メモリ帯域は59.7GB/sから68GB/sへと向上したのもポイントだ。

■Haswell-E各モデルの主な仕様
CPU i7-5960X i7-5930K i7-5820K
コア/スレッド 8/16 6/12
動作クロック 3.0/3.5GHz 3.5/3.7GHz 3.3/3.6GHz
キャッシュ 20MB 15MB
対応メモリ DDR4-2133
最大メモリ 64GB
PCI-Eレーン数 40 28
TDP 140W

140W対応の純正CPUクーラーも発売に。価格は3,000円前後だ

といっても形は従来通り。どうせならもっと高性能なものを使いたい