初めまして、megane(メガネ)こと大串肇と申します。フリーランスのWeb制作ディレクターとして働いております。主に、WordPressを利用したサイトの制作を行っています。

さて今回、「HTML5 Japan Cup 2014(5jCup)」のボランティアスタッフとしてメディア班に割り当てていただきました。その流れで、同イベントの主催者である白石俊平さん、吉川徹さんに「HTML5 Japan Cup 2014とは?その魅力は?」についてインタビューしましたので、その模様をお届けいたします。

吉川徹さん(左)と白石俊平さん(右)

現在参加を検討中の方々にとって、背中を押すような内容になっていればいいなと思います。では御覧ください。

HTML5 Japan Cup 2014について

大串 : 今回はお時間をいただきまして、ありがとうございます。「HTML5 Japan Cup 2014 by html5jは,WebデザイナーやWebエンジニアのためのクリエイティブ・アワード(コンテスト)」ということですが、具体的にどういったもので応募ができるんですか?

白石 : そうですね。HTML5の技術を利用した何かということであればOKでので、かなり自由度は高いとおもいますね。

吉川 : もちろん、HTML5に関する新しい技術に挑戦しているような意欲作は高評価ポイントです。

各賞について - 1作品で複数の賞に応募可能

大串 : なるほど、かなり広い範囲でアワードの対称となるのですね。でもそうなるとかえって制作のアイデアを出すのが難しそうですね。

吉川 : そこで今回は、賞をご用意した次第です。30を超える賞があり、いろんなアプローチで応募いただけると思います。

白石 : 賞には主に3種類の区分があります。一つ目は「テーマ」です。例えば、以下の

  • スマフォで気軽に1タップで遊べるゲーム
  • セサミキャラクターを活かした、子供向けのインタラクティブな絵本
  • 「○○にもわかる株式投資」をお題にした「バズる」コンテンツ

というような、アプリだけでなく、Webサイトを作るといった内容で応募できるような賞も用意しました。2つ目は「プラットフォーム」ですね。

  • Windows ストア アプリ賞
  • One Web賞
  • Chrome Apps賞

など、特定のデバイスやOSに対応させることで応募が可能な賞です。最後、3つ目は「ノンジャンル」。

  • U-23賞
  • Webパフォーマンス賞
  • Web先端技術賞

というように、年齢や特化した技術を使った作品で応募が可能な賞です。1つの作品を応募する場合でも、これまでに上げた3つの区分をまたいで複数の賞に応募いただくことが可能です。

大串 : 「一粒で何度でも美味しい状態」なわけですね。これは意欲がわきますね。どの賞もとても魅力的なのですが、私の独断でいくつかの賞に質問させてください。「○○にもわかる株式投資」をお題にした「バズる」コンテンツというのはどういった賞ですか?

白石 : これは〇〇の部分を自由に埋めて頂いて、応募いただく賞ですね。評価の対象が「バズる」ということなので、いかに振り切ったアイデアで人々の興味を引けるかどうかがポイントとなります。

吉川 : 「コンテンツの制作にあたっては、内容の『正確さ』や『厳密さ』は今回それほど、いやまったくと言っていいほど求めていません 」という点がユニークなところかとおもいます。

大串 : ほー、かなり何でもありな賞ですね。アイデア一発勝負という感じがしますね。

白石 : そうですね。例えば宇宙人にもわかるとか、3丁目の花村さんにもわかるとか、そんな感じで考えていただければと。花村さんが誰かはわかりませんが…(笑)。

大串 : 花村さんかー(笑)

吉川 : なんですか花村さんって!

大串 : 失礼しました。ではもう少し賞について聞かせてください。「ニュース記事を活かした、20代、30代向けモバイルゲーム」これはどんな賞ですか?

吉川 : こちらは「若者の新聞離れ」と言われるほど、若い人たちが新聞を読まなくなっている現状があります。そんな中、「どうすれば若者に新聞を読んでもらえるのか?」という思いのもと、賞が発案されたんです。

白石 : 提供いただけるデータがすごいんですよ。写真付きのニュースデータを含め、トータルで2GB以上もあるんです。

大串 : 2GB!ダウンロードだけでも大変そうですね。

白石 : そうなんです。でもそれだけ多くのデータを好きに使えるということですから、素材の価値を存分に活かした作品を期待したいですね。

大串 : たしかに!こんなに情報を提供いただけるなんてすごいことじゃないですか?

吉川 : とてもすごいことですよね。ほかの賞もそうなんですけど、各提供団体様からの熱い思いがありますので、ぜひその辺りを実現できるようなものづくりを目指してみてください!