説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Lightningケーブルの被膜が剥けてきましたが、大丈夫ですか?」という質問に答えます。
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iPhoneに付属のLightningケーブルは、外側の白い被膜部分の耐久性がいまひとつです。長く使ううちに皮膜が剥がれてきてしまい、皮膜下のシールドがむき出しになってしまうことがあります。コネクタの根元付近を大きく曲げる、強く引っ張るといった使い方をしないよう心掛けましょう。
Lightningケーブルを流れるシールドがむき出しになったところで、通常流れているのは5V/1Aの電流ですから危険はありませんが、粗悪な充電器を利用していたりコンセントから漏電していたりすると、ケーブルに触れて感電する可能性があります。信号線/電源線が露出するレベルまで崩壊すると、ショートして火災の原因となるかもしれません。ビニールテープで巻くなど応急措置は有効であるにせよ、外観が大きく損なわれますから、これを機会に買い替えることをお勧めします。
Lightningケーブルを選ぶ基準ですが、Made for iPhone(MFi)ライセンス取得商品であることを前提にしたほうがいいでしょう。MFiのロゴがないノーブランド品は安く入手できますが、iOSのアップデートなどのタイミングで動作しなくなる可能性があります。実際、iOS 7.1にアップデートしたあと、MFiロゴ未取得のサードパーティー製Lightningケーブルの一部で、充電できなくなる現象が報告されています。