デュアルGPUのウルトラハイエンド
AMDのモンスターGPU「Radeon R9 295X2」を搭載したグラフィックスカードがついに発売。デュアルGPU構成のカードになっており、冷却に一体型の水冷GPUクーラーを採用しているのが特徴だ。価格は20万円前後。ヘタするとR9 290Xが4枚買えるという値段ではさすがに高すぎるのか、当初の売れ行きは鈍い模様だ。
入荷が確認できたのは以下の製品。全てリファレンスに準拠したモデルとなっており、動作クロックや搭載クーラーに違いはない。
メーカー | 型番 | 価格 |
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SAPPHIRE | SA-R9295X2-8GD5R00 | 199,000円~220,000円前後 |
GIGABYTE | GV-R9295X2-8GD-B | 207,500円前後 |
玄人志向 | RD-R9-295X2-E8GB | 205,000円前後 |
XFX | R9-295X-8QFA | 197,640円(ドスパラ) |
PowerColor | AXR9 295X2 8GBD5-M4D | 204,012円(BUY MORE) |
HIS | H295LF8G4M | 199,584円(TSUKUMO eX.) |
Radeon R9 295X2は、シングルGPUのハイエンドであるR9 290Xを2個搭載したもの。ストリームプロセッサの数は5,632基、メモリ容量は8GBと、それぞれR9 290Xの2倍となっている。カード厚は2スロットを維持しており、グラフィックス出力はMini DisplayPort×4とDVI×1が用意されている。
名称が"290X2"ではなく、"295X2"となっているのは、R9 290Xを少しオーバークロックして使っているという意味だろう。通常、1枚のグラフィックスカードに2個のGPUを搭載する場合、発熱などを考えてコアクロックを下げる場合が多いが、R9 295X2では逆に、1,000MHz→1,018MHzと高速化された。
だが、そのために消費電力は500Wと大きく、補助電源コネクタも8ピン×2となっているので、電源ユニットの選択には注意が必要だ。
数量限定のゴールドバージョン
IN WINのユニークなATXケース「904(IW-CF01)」に、限定カラーのゴールドバージョンが登場、発売となっている。904は、サイドパネルに強化ガラスを採用したオシャレなミドルタワーケース。ドスパラパーツ館での価格は37,800円で、すでに発売中のシルバーバージョンよりは5,000円ほどアップ。
ケースのサイズは490(H)×192(W)×490(D)mm。ドライブベイは、5インチ×1、3.5/2.5インチ×3、2.5インチ×2と、デザイン重視のケースながら、拡張性は損なっていない。最長36cmのグラフィックスカードの装着も可能だ。