iPhone 5sは2013年9月20日に発売された、Appleのハイエンドスマートフォンだ。背面にガラスを埋め込んだ削り出しのボディに、4インチのRetinaディスプレイを搭載するデザインはiPhone 5と同じで、2世代ずつデザインを共有するというこれまでのAppleの方針を踏襲するものだった。

使って半年、私生活での行動が幾分か変わった

筆者は発売日からiPhone 5sを利用しており、半年間たってからの使用感などについて改めて考えてみたいと思う。

先月、スペイン・バルセロナでは世界最大のモバイルイベントMobile World Congressが開催された。各社が様々な新製品を発表する中、iPhoneのライバルでAndroidスマートフォンの中でも最大のブランドであるSamsungが最新モデルのGALAXY S5をリリースした。

GALAXY Sを皮切りに、これから半年間、様々なメーカーのAndroidやWindows Phone搭載スマートフォンがリリースされ、手元にあるiPhone 5sとの比較を繰り返していくことになるだろう。今回指摘するレビューは、こうしたピークの性能を競うというよりは、普段使いでどのような体験をしているか、という点に基づいている。

そのため、64ビットプロセッサの性能などの数字の上での話はあまりしないでおこうと思う。こうした高性能を生かせるさえたるアプリはゲームだが、筆者はFlappy Birdですら難儀しているほど下手なので。

1度水没→交換

さて、完全に筆者の不注意のせいではあるのだが、実はiPhone 5sを使い始めて、一度水没させている。車で移動中に、カップホルダーにフタをしていないコーヒーを置いておき、何気なくいつもの癖でカップホルダーにiPhoneを置いたら、15分間もじっくりとコーヒーに浸していた、という事象だ。皆さんもぜひ注意して欲しい。

もちろん、筆者の場合は不注意をなくせば良いだけの話ではあるが、自分がいくら気をつけていても、不慮の事故で落下させたり水没させることはある。ショックだったのは、筆者が1997年にケータイ(PHSを含む)を使い始めてから17年目にして初めて、自分のケータイを水没させたことだ。ちなみに筆者はまだ、防水機能付きのケータイやスマートフォンを持ったことがなかった。

筆者は米国で16GBの一番安いiPhoneを毎年購入しており、AppleCare+ for iPhoneなどにも加入していなかったため、269ドルの一律料金がかかってしまった。何かあるかもしれないので、購入時にこのプランに加入しておくことを強くおすすめする。