iPhoneに付属の『時計』は、1分から23時間59分の範囲でタイマーを設定できる。タイマー終了時に鳴らす効果音は、「チャイム」や「ニュース」など豊富なバリエーションがあるうえ、iOS 7からは「コントロールセンター」からすばやく起動できるようになった。カップラーメンをつくるときなど、ちょっとした時間を計るときに便利な機能だ。

この「タイマー」をうまく使えば、電車の乗り過ごし防止にも役立つ。通勤/通学の電車であれば、乗車駅から降車駅までの時間がかなり正確にわかるだろうから、降車1分前あたりにタイマーをセットしてからひとねむりすればいい。

しかし、「タイマー」は内蔵スピーカーを無効化できない。マナーモードをオン(本体側面スイッチの赤いラインが見える状態)にしていても、イヤフォンを挿していても関係なしにスピーカーから音が出るため、そのままでは周囲に迷惑をかけてしまうこと確実だ。

そんな場合は、タイマー終了時に鳴らす音を「さざ波」など穏やかなものに設定し、音量をいちばん低いレベルまで下げ(完全な消音は不可)てからアラームをセットしよう。母指丘(手の親指付け根部分)をiPhoneのスピーカー部分に当てれば、バイブレーションの発する音のほうが耳障りなレベルになるので、完全に消音できないからといってあまり神経質になる必要はないだろう。電車で座るときには、組んだ両手で挟むようにしてiPhoneを膝の上に置いておけば姿勢もラクだ。なお、この方法を実践して乗り過ごしても編集部は一切責任を負わないので念のため。

操作手順をカンタン解説

1 コントロールセンターを表示し、「タイマー」ボタンをタップする

2 タイマー終了時の音を「さざ波」などの穏やかなものに設定しておく

3 完全に消音することはできないものの、音量を最小レベルに下げておけば、バイブレーションの発する音のほうが耳障りなレベルになる

4 スピーカー部分を母指丘で覆うようにしてiPhoneを持てば、バイブレーションが身体に伝わり目覚まし効果を期待できる

(提供:iPad iPhone Wire)