Androidデバイスに続き、昨年、iPhoneでも解禁された"テザリング"。最新スマートフォンを持っていれば、もはや必須機能のひとつとでもいえる状態になったが、同機能をどのくらいの人が使っているのだろうか。そもそも認知度はどのくらいなのだろうか。スマートフォンユーザー300人に聞いた。
まず、テザリングの認知度について調べたところ、「テザリングを知っている」と回答したのは62.3%だった。マイナビニュースでは、昨年9月、iPhone 5発表後に1,000人を対象に同様の調査を行ったが、その際には、テザリングについて知っている人、知らない人の割合はほぼ半々だったことからすると、多少なりともその認知度は上がったといえそうだ。
しかし、機能の利用となると、まだ一般的な機能とはいえそうにない。テザリング機能の使用について聞いたところ、「使っている」と回答したのは13.7%(41人)とかなり限定的な数値になった。「テザリング機能に未対応」「テザリング機能を使っているかわからない」の2つで54.4%(163人)に達し、「テザリング機能はあるが、使っていない」をあわせると、8割強の人がテザリングを使っていないことになる。
テザリングを使っていない理由については、最も多かったのが「必要性を感じない」が45%(86人)で、「テザリングについてよくわかっていない」(41.9%、80人)、「使い方がわからない」(24.6%、47人)と続いた。
テザリングを使っている人に、同機能を使い始めてからの契約回線の変化について聞いたところ、「モバイルルーターを解約」したのは19.5%(8人)、「固定のインターネット回線を解約」したのは12.2%(5人)だった。母数こそ少ないが、テザリングを利用してから約3割の人が契約回線を解約していた。
調査時期:2013年7月24日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:300件
調査方法:インターネットログイン式アンケート