ついに今日から販売開始となったiPhone5s/iPhone5c。NTTドコモは堀北真希や渡辺謙、ソフトバンクは上戸彩、KDDIは剛力彩芽を招いたiPhone5s/iPhone5c発売セレモニーを各社朝から行うなど、大きな賑わいを見せている。今回は、そんなiPhone5s/iPhone5cのデザインについて、 『人造人間キカイダー』や『仮面ライダー』シリーズの人気キャラクターたちをモチーフにしたバンダイの『S.I.C.』と呼ばれる超合金玩具シリーズの原型制作を手掛ける造形作家の安藤賢司に話を訊いた。

――ついに今日から販売が開始されたiPhone5sとiPhone5cのデザインについてどう思いますか?

後付カバー無しで、最初からこれだけカラーのラインアップがあるスマートフォンはあまりないように思います。迷ってしまいそうですが、嬉しい悩みではないでしょうか。ドットで穴が開いているカバーを、メディア上でみかけましたが、カバーとの色の組み合わせで、今まで以上にコーディネートの幅が増えそうです。

――ほかのスマートフォンとはどのような違いを感じますか?

アイコンなどの表示がシンプルで分かりやすく、相変わらず操作しやすそうです。iPadやMacBook Air、Cloudサービスなどのアプリを含めた共通性も高いので、Apple製品ユーザーにとって、iPhoneを選ぶ強い理由になるのではないでしょうか。

iPhone5sのゴールド

――ご自身がクリエイターだからこそ感じる、iPhoneのデザインへのこだわりはありますか?

シンプル美!。

――今後、どのようなデザインのiPhoneが出てきたら面白いと思いますか?

スタートレックのコミュニケーター型iPhone。ただし、スクリーンは目の前に出ます(笑)。

iPhone5s(左)ならびにiPhone5c(右)のWebページ

――iPhone以外にもアップル社のデバイスのデザインに関するイメージを教えて下さい。

シンプルで、明瞭で機能的。モノトーン。画面が綺麗。

安藤賢司が原型を手掛けたバンダイ『S.I.C.』シリーズの一部

S.I.C.仮面ライダーキバ
(C)2008 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

S.I.C.仮面ライダーゼロノス&デネブイマジン
(C)2007 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

S.I.C.極魂 仮面ライダー龍騎
(C)石森プロ・東映

S.I.C.極魂 仮面ライダーナイト
(C) 石森プロ・東映

S.I.C.極魂 仮面ライダーヒビキ
(C)2005 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

造形作家 安藤賢司
ゲーム雑誌の企画記事内においてキービジュアル撮影用の小道具やオブジェ造形を担当。そのままプロの造形作家となる。バンダイ『S.I.C』シリーズの原型を担当。竹谷隆之と共に、「原型師がマスプロダクツ製品のパッケージに名前を刻まれる」という偉業を成し遂げる(※同シリーズの『平成仮面ライダー』のほぼ全てを安藤氏が原型制作担当)。アニメーション作品の設定担当など、立体造形に留まらず、その活躍は多岐に渡る。