これら端末の個性もさることながら、ウィルコムが他社に対抗するべく打ち出す戦略が、新料金プラン「ウィルコムプランLite」と「ウィルコムプランD+」だ。基本使用料は両方とも980円、ウェブ接続料が315円だが、加えて「ウィルコムプランLite」はパケット定額料が2,980円と安く、月額の支払いが4,275円に抑えられる。さらに今後6カ月間はキャンペーン期間としてパケット定額料が1,980円になるため、さらに1,000円安くなる計算だ。

宮内社長曰く、現在フィーチャーフォンからスマートフォンへの変更を検討しているユーザーの最大の懸念事項は「月々の支払総額が上がるから」というもので、それを払拭することで一気にフィーチャーフォンからの乗り換え需要を獲得する狙いがある。なお、同社の調査によると、フィーチャーフォンの平均支払月額は4,863円とのことだ。ただし、定額で利用可能は月のパケット量が1GBまで。それを超えると通信速度が128kbpsに制限されるので、パケット使用量の多いユーザーは注意されたし。

フィーチャーフォンユーザーがスマートフォンに変えない理由第1位は「月々の支払総額が上がるから

一方の「ウィルコムプランD+」はパケット定額料が月額5,980円(キャンペーン適用で5,480円)。月の転送量制限は7GBとかなり余裕があるので、動画等をよく見るユーザーはこちらを選ぶのが無難だろう。ただし、「STREAM」は「ウィルコムプランD+」を選ぶことができないようになっている。