【ハウツー】

「ppi」とは? - いまさら聞けないスマートフォン用語

 

スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですからスペック表を見ると、専門用語のオンパレード……おいそれと比較はできません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「ppi」についてです。

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ppi(pixel per inch)は、文字どおり「インチ(25.4ミリ)あたりのピクセル(画素)数」のことで、画素密度を意味します。この値が大きいほど画素が高密度に並び画素1つ1つが目立たない、写真であれば「プリントアウトした写真」に近い精細感の高い画面となります。つまり、ppiの値を確認すれば、スマートフォンの表示装置がどれほど高精細か見当がつきます。

ここ数年、スマートフォンでは高精細パネルの採用が進んできました。Appleは2010年発売の「iPhone 4」以降、高精細液晶パネル「Retinaディスプレイ」を搭載、その流れを決定づけています。Retinaとは網膜のことで、人間の視覚が認知可能な上限とされる300ppiを超えることを暗示しています。

ppi値がスペック表に掲載されていない場合は、表示装置の物理的な大きさ(縦×横)と画素数をチェックすれば、かんたんに求めることができます。利用する計算式は「√(縦ピクセル^2 + 横ピクセル^2) ÷ 画面サイズ(インチ)」です(「√」はルート、「^2」は2乗を意味)。

たとえば、「GALAXY S4」に搭載される有機ELディスプレイは、5インチ/1,920×1,080ピクセルですから、上述の計算式にあてはめると「√(1920^2 + 1080^2) ÷ 5」になり、画素密度は約440ppiということがわかります。

ただし、ppi値が高いほど優秀なディスプレイかというと、そうではありません。250ppiあたりまでは、ppiの差は肉眼ではっきり感じ取ることができますが、ppi値が高まるにつれわかりにくくなります。300ppiを超えたあたりでは、精細感の違いとしては明確に感じられないかもしれません。ppi値はあくまでひとつの指標としてとらえ、パネルの素材(ex. 液晶/有機EL)や液晶方式(ex. IPS/VA/IGZO)の特性を総合して判断したほうがいいでしょう。

写真で解説

網膜が認識可能な上限とされる300ppiを超える画素密度の「GALAXY S4」

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