レノボが22日、表参道ヒルズにて、MTVとの共催でアジア7カ国にて展開中のクリエイティブ・オーディション『Lenovo-MTV CO:LAB(コラボ)』のファイナリストを表彰するイベントを開催。同イベントでは審査員を務めたDJ KAORIや女性シンガーのMay J.らのライブパフォーマンスが行われたほか、レノボのコンバーチブル型Ultrabook「IdeaPad Yoga 13」や「ThinkPad Helix」などのタッチ&トライコーナーも用意された。

「Lenovo-MTV CO:LAB」とは

『CO:LAB』は、レノボとMTVがタッグを組んで仕掛けるクリエイティブ・プロジェクト。DJ / ミュージシャン / 映像クリエイター / モーション・グラフィック・デザイナーの4部門を設け、日本、インド、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンの7カ国で応募作品を募り、各国各部門のセミ・ファイナリスト10作品を選出。その後、一般投票と審査員投票によって各部門のファイナリスト1名(計4名)が各国で選ばれ、その中からアジア最優秀賞が各部門につき1作品に与えられる。

また、アジア最優秀賞の受賞者4名は、シンガポールで行われる5日間のワークショップへ参加。4名はそれぞれのスキルを持ち寄り、ファンクスタジオ、DJのブレンダンP、マティ・ウェインライトといったグローバルに活躍中の人気クリエイターと一緒に「世界の鼓動(Pulse of the World)」というテーマで、レノボのテクノロジーを駆使したオリジナルミュージック・ビデオの制作に携わる。制作されたビデオはアジア全域のMTVにて放映されるほか、4名には1万ドルの賞金が授与されるとのこと。

日本での審査員を務めたのは、ニューヨークでDJとして活躍し、日本でもDJや有名アーティストのリミックスなどを手がけるDJ KAORI(DJ部門)、多彩な言語を操るマルチリンガルアーティストであり国内外でライブ活動を行っている女性シンガーのMay J.(ミュージシャン部門)、映画やCM等の映像作品を手がけている柿本ケンサク(映像クリエイター部門)、イラストレーターやデザイナーとして活躍するファンタジスタ歌麿(モーション・グラフィック・デザイナー部門)といった一流のクリエイター達だ。

日本のファイナリスト4名や審査員を務めたDJ KAORI、May J.らが授賞式に登場

日本のファイナリスト4名の授賞式が開催、アジア最優秀賞受賞者も!

授賞式では、観客約200名の前で、日本の各部門ファイナリストとなった4名に賞品の「IdeaPad Yoga 13」を贈呈。各部門ファイナリストと作品名は下記の通りで、各受賞作品はWebサイトにて鑑賞することができる。

DJ部門 : HIROAKI KUSANO / 作品名『Everyday』

ミュージシャン部門 : MAREO AKIFUJI / 作品名『CAN CAN』

映像クリエイター部門 : YUJI MITSUHASHI / 作品名『TOKYO RUSH』

モーション・グラフィック・デザイナー部門 : KANJ FUKUTA / 作品名『PULSE』

さらに、映像クリエイター部門のファイナリストYUJI MITSUHASHI氏の作品はアジア最優秀賞を受賞し、シンガポールで行われるワークショップへ招待されることも同時に発表された。

当日は、審査員のMay J.とDJ KAORIも来場し、授賞式の後でそれぞれ30分のライブステージとサイレントディスコを披露。DJ KAORIのサイレントディスコは、来場者がワイヤレスヘッドホンを装着し、スピーカーを使わずにDJパフォーマンスを行うというユニークな試み。DJ KAORIも初体験とのことだったが、観客達は多いに盛り上がっていたようだ。

DJ KAORIのサイレントディスコの様子

Ultrabook「IdeaPad Yoga 13」などのレノボ最新製品を展示

もう1つの注目イベントは、タッチ&トライコーナーだ。「IdeaPad Yoga 13」は、「ラップトップ」、「スタンド」、「タブレット」、「テント」という4つのモードに切り替えることで、様々な用途や使用環境に対応するモバイルPC。13.3型ワイドのマルチタッチ液晶を搭載し、通常のノートパソコンとしてはもちろん、タブレットPCとしても使用することができる。



また、同じく4つのモードに切り替えることができる11.6型ワイドモデルの「IdeaPad Yoga 11s」も参考出展。ほか、Yogaシリーズとは異なりディスプレイをひねる機構で4つのモードを実現する「ThinkPad Twist」、ディスプレイが着脱可能なハイブリッド・タブレットPC「ThinkPad Helix」、そしてオールインワンタイプのデスクトップマシン「IdeaCentre A720」も展示された。一般ユーザーが「ThinkPad Twist」や「ThinkPad Helix」といった新製品を手に触れることができるイベントは、この会場が初めてとなっただけに、多くの招待客が各モードでの使い勝手を試すなど、レノボの注目製品を一挙に確認できるイベントとなった。

もはや、クリエイターたちは国内だけでなく、全世界を視野に入れたクリエイションを行なっていかなくてはならない時代だ。そのような時代背景のなか、今回の試みのように有名クリエイターたちと一緒にアジア全域のMTVにて放映される作品の制作を行えることは若手クリエイターにとって大きな刺激になるだろう。今後も、レノボがどのような試みを展開していくのか、期待したい。

デスクトップマシン「IdeaCentre A720」

参考出展された11.6型ワイドモデルの「IdeaPad Yoga 11s」

ハイブリッド・タブレットPC「ThinkPad Helix」(左)と「ThinkPad Twist」

撮影:伊藤圭