ユニクロは28日より、東急東横線渋谷駅跡地「SHIBUYA ekiato」にて、「UT POP-UP!TYO」を開催する。開催期間は4月7日まで。開場時間は12:00~21:00(28日のみ15:00開場)。

プレス向け説明会に同社スタッフやモデルと登場した、ユニクロ UT事業 チームリーダーの松沼礼(中央左側)、クリエイティブディレクターの佐藤可士和(中央右側)

クリエイティブディレクター・佐藤可士和

3月15日をもって地下に移動した東急東横線渋谷駅。その跡地は現在、期間限定のイベントスペース「SHIBUYA ekiato」として活用されており、今回行われる「UT POP-UP!TYO」は、一般利用としては初めての催しとなる。同ストアでは、「SHIBUYA ekiato」が巨大なUTストアと化し、1,000種類以上、1万2,000枚のTシャツを展示・販売。会場設計は、「グッドデザインエキスポ」や「文化庁メディア芸術祭」を手がけた谷川じゅんじ率いるJTQが担当した。

同ストアのプレス向け説明会には、UTの生みの親であり、ストア全体のプロジェクトリーダーを務めたクリエイティブディレクター・佐藤可士和が登壇。同社の柳井社長から「世界一のTシャツブランドを作ってほしい」と依頼され「UT」を立ち上げた同氏は、「UTもリリースから約10年経過しました。今年は(ブランド展開の)規模を拡大し、都市の中に突然ストアが現れる「UT POP-UP!」という企画を行います」とコメント。会場となった「SHIBUYA ekiato」についても、「今しか使えない特別な場所なので、必ずここでやりたいと思っていた」という。加えて、「今後、この企画は世界的に展開していきますが、その土地ならではの場所で開催していきたいです」と、今後の展開への意欲も見せていた。

東急東横線・渋谷駅の跡地が期間限定イベントスペース「SHIBUYA ekiato」に。駅だったころの名残があちこちに見られる

さまざまな種類のUTが会場にディスプレイされている。この会場でのみ先行発売される新作Tシャツもある

また、このストアのリリースに合わせ、スマートフォン用カメラアプリ「UT CAMERA」(iPhone版/Android版)がリリースされた。このアプリはループ動画を撮影することができるもので、会場には専用の撮影スペースが設けられている。会場でUTを試着し、アプリの動画撮影を行うと、生成されたムービーが会場の壁一面に投影される。加えて、撮影を行った人にはクーポンが進呈され、会場限定価格(1,990円→1,290円、1,500円→990円、990円→790円、790円→590円)でUTを購入することができる。

佐藤自らアプリのデモンストレーションを行った。アップロードされた動画は、会場だけでなくオフィシャルサイト内のギャラリーで閲覧したり、SNSでシェアしたりすることができる