実用的な性能とスリムながら充実した拡張性

Windows エクスペリエンスインデックスの値はプロセッサ6.9、メモリ7.4、グラフィックス5.7、ゲーム用グラフィックス6.4となっている。本機はCPU内蔵グラフィックスモデルなので、ゲームベンチマークのスコアは下記の通りあまりふるわないのは確かだが、インターネットコンテンツを楽しんだり、オフィスソフトで文書を編集したりといった用途には、問題ないパフォーマンスといえるだろう。

Windows エクスペリエンスインデックスの値。ゲームもバリバリというわけにはいかないが、プロセッサ性能などはインターネットやオフィスソフトのためには十分以上の水準に達している
BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 25.7fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 1145
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P3227
GPU SCORE 2701
CPU SCORE 7777
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 4385(3分21秒)
Multiple CPU 8784(1分40秒)

また、USBポートをUSB 3.0×1基、USB 2.0×2基の計3ポート搭載している点も、多くのUltrabookが計2ポートにとどまっていることを考えるとアドバンテージだ。USB 3.0ポートは常時給電式となっており、携帯電話の充電などにも使用できる。ディスプレイ出力もHDMIとアナログRGBの2系統を標準装備しているほか、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)だけでなく有線LANポートも搭載しており、特にアダプターや周辺機器などを用意しなくても、外部ディスプレイやネットワークに接続できる。これも14型というサイズの余裕が生むメリットといえるだろう。

左側面に備えるアナログRGB、有線LAN、HDMI、USB 3.0の各ポート 右側面にはヘッドフォン出力とUSB 2.0×2ポートを搭載
ディスプレイ上に100万画素Webカメラを搭載

「LuvBook L」シリーズは、オフィスや学校などと自宅を行き来して作業を行う、というモバイルユーザーはもちろんターゲットになるが、14型ディスプレイと8GBのメモリを積んで6万円を切るという価格設定であれば、「これまで価格が理由でネットブックなどの低価格ノートを使っていたが、やはり性能も画面サイズもしっかりしたものを求めたい」というユーザーや、「自宅のテーブルに据え置くPCが欲しいが、ヘビーな使い方をするわけではないので性能よりスリムさを優先したい」というユーザーも十分対象に入ってくるだろう。14型Ultrabookという立ち位置が作り出す市場に注目していきたい。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 LB-L410B
ディスプレイ 14.0型HDグレア液晶(1366×768)
CPU インテル Core i5-3317U
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3 SO-DIMM
SSD 32GB(mSATA接続)※キャッシュ用として使用
HDD 500GB SerialATAII
チップセット モバイル インテル HM77 Express
光学ドライブ
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4000
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×1、USB 2.0×2
サイズ W344×D240×H21mm(折り畳み時)
重量 約1.76kg
バッテリー駆動時間 約5時間
価格 59,850円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2012/12/18(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune