それでは、2012年のCS大会の成績を見ていこう。まずは、競技部門から。

競技部門

1位:猪名寺駅前徒歩1分 -28.2秒(イン完走26.1秒・リザルト-13.9秒/アウト完走25.7秒・リザルト-14.3秒)(画像17)
2位:AT者限定~あとす~ -15.8秒(イン完走24.4秒・リザルト-15.6秒/アウト完走24.8秒・リザルト-0.2秒)(画像4)
3位:SOROT☆FCSK -5.7秒(イン完走25.2秒・リザルト-14.8秒/アウト完走24.1秒・リザルト9.1秒)(画像20)

猪名寺駅前徒歩1分は、前述したようにインとアウトを共にパーフェクトを達成。AT者限定~あとす~はインがパーフェクト、アウトはシーソーシングルまで。そしてSOROT☆FCSKもインはパーフェクトだったが、アウトは階段までだった。

以下は表彰された部門ではないが、純粋な完走タイムのベスト3も載せておく。つまり、ベーシックステージを駆け抜けるのが最も早かったチームである。

完走タイムイン

1位:HELIOS(アドヴィックス/東海:愛知・2011総合優勝チーム) 21.7秒(画像25)
2位:Joker艮(東北大学大学院情報科学研究科/東北:宮城) 23.4秒(画像26)
3位:AT者限定~あとす~ 24.4秒
3位:「Superくろしお」(三菱電機メカトロニクスソフトウェア/関西:和歌山) 24.4秒(画像27)

完走タイムアウト

1位:SDCバンビーズ(株式会社佐賀電算センター/九州:佐賀) 20.5秒
2位:HELIOS 21.9秒
3位:一番町プロジェクト(NECソフトウェア東北/東北:宮城)22.9秒(画像28)

完走タイムトータル

1位:HELIOS 43.6秒
2位:Joker艮 47.7秒
3位:Superくろしお 48.5秒

画像25。HELIOS。2011年の覇者だ

画像26。Joker艮。東北の学生チームの1つで、2012年の総合結果で学生チーム最高位を獲得

画像27。Superくろしお。インはパーフェクトを達成

画像28。一番町プロジェクト。モデルの評価が今回高かった

アウトコースの完走タイムで最速のSDCバンビーズは、「レーンチェンジ走法」もしくは「アウトインアウト走法」ともいうべき、ベーシックステージの4カ所あるコーナーで常にイン側のラインをキープする走法により、アウトで20.5秒というインよりも早いタイムをたたき出した(画像29・30)。

この走法は昨年から登場しているが、イン側のチームが自分たちよりも速いと衝突して走行妨害で失格となる可能性があるため(スタート位置はアウトの方が前なので、同じスピード以上ならぶつからない)、バクチ要素が高く、尻尾走行のようにどのチームも採用する、という方向にはいかなさそうである。

画像29。アウトからスタートしたSDCバンビーズは、1、2コーナーを内側となるインで回り、2回目のレーンチェンジを開始

画像30。3コーナーはアウトがコーナーの内側になるので、本来の側に戻って走行

それから、難所でのボーナスを加えたリザルトタイムのインとアウト個別のベスト3も同様に載せておく。

リザルトタイムイン

1位:HELIOS -18.3秒
2位:AT車限定 ~あとす~ -15.6秒
3位:Superくろしお -15.6秒

リザルトタイムアウト

1位:猪名寺駅前徒歩1分 -14.3秒
2位:NEW UFO -6秒(画像15)
3位:R-GRAY BLACK -3秒(画像3)