10月19日より、渋谷PARCOを舞台に「シブカル祭。2012~女子のミックスカルチャー祭~」がスタートした。初日となるこの日は、PART1音楽・1F公園通り広場にて、アイドルユニットでんぱ組.incのDJ ねむきゅんがキュートなパフォーマンスでオープニングを飾り、その後参加クリエイターを代表して、エリイ(Chim↑Pom)、Jullie Watai、DJねむきゅん(でんぱ組.inc)、Colliu、Ly、犬山紙子、tenko、Misha Janette、リンダdada(N’ 夙川BOYS)が登壇。「シブカル祭、開幕ー! 」のかけ声で幕を開けた。

開会式の様子

シブカル祭。は、今年で2回目となる渋谷発信のファッションのお祭り。昨年の第一回は、ファッションファンのみならず幅広いジャンルのカルチャーファンを動員。また、クリエイター同士が意気投合し合同展の話が持ち上がるなど、素敵なコラボレーションをたくさん生み、大成功のうちに終わった。

今年のテーマは、「カルチャーとカルチャーの出会い」。女子クリエイター同士のコラボレーションやアパレルブランドとの共同制作、さらには同時期に開催する渋谷区発信のファッションイベント「シブヤファッションフェスティバル」との連動なども盛り込んだ大ミックスカルチャー祭となっている。開催期間は10月29日まで。

参加クリエイターたちの声

デザイナー・モデル・ミュージシャンの酒井景都さんは、J.S.バーガーズカフェとコラボし「アイスフラワーレモネード」をメニュー開発。「押し花をイメージし、食用のリザードフラワーが入った氷を使っています。味は、クランベリー、カシス、オレンジの3種類。特にクランベリーがオススメです。"食"をテーマにした活動は今回は初めてでしたが、これからも見た目にかわいいものができるならば挑戦していきたい」とコメント。PART1で壁画を披露したLyさんは「(私の作品は)真下から見上げるようにして見てもらえるとより楽しんでもらえると思います」と語った。

デザイナー・酒井景都さんと自身がデザインしたアイスフラワーレモネード

同イベントのため、壁画を制作したグラフィックアーティストのLyさん

また、今回コンペを勝ち抜いて同イベントの参加権利を得たのは織物の作品「The Dieties’ Marrage」をPARCO MUSEUMで披露した東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻染織研究室の藤江いづみさん。「コンペで入賞したのは今回が初めてで嬉しかったです。Chim↑Pomのエリイさんなど憧れのアーティストと作品を並べて展示することができて嬉しいです」とコメントした。

藤江いづみさん

織物作品「The Dieties’ Marrage」

さらに、パルコ内の各店舗とコラボしたクリエイターが店頭に立つシーンも。ゴールディ アッシュ・ペー・フランスとコラボした大原舞さんは店舗内に自身の作品である人形を数多く展示。「私は人形を制作しながら話し掛けてしまうほど、人形に感情移入してしまうんです。そんな人形たちを、普段絵画などにあまり関心のないひとたちにも見てもらえるのが嬉しいです」とコメントした。一方、ミツカルストア by once A monthとコラボした人形作家のmelさんは「メインキャラクターの女の子と、その子が持つウサギやネコの人形を制作しています。こういうところで展示できるのは恥ずかしいですけど嬉しいです」と同イベントに参加できる喜びを語った。

ゴールディ アッシュ・ペー・フランスとコラボした大原舞さん

ミツカルストア by once A monthとコラボしたmelさん

女子のミックスカルチャーの勢いを体感できる「シブカル祭。2012」。ぜひ足を運んでみては?