PCI-Eブリッジをデュアル搭載のモンスターマザー

ASRockのウルトラハイエンドマザーボード「X79 Extreme11」が発売となった。X79チップセットを搭載したLGA2011向けのモデルで、PLX製のPCI Express 3.0ブリッジチップ「PEX 8747」を2個オンボード搭載することにより、フル帯域による4-Way CrossFireX/SLIが可能であることが特徴。価格は65,000円前後だ。

これまでの最上位は"Extreme9"であったが、初めて2ケタの"11"を採用

追加チップを豪華に搭載した、まさにウルトラハイエンドのマザーボード

"Extreme11"という製品名が示すとおり、マザーボードの仕様は超豪華。さらにLSI製のSAS/SATAコントローラ「SAS 2308」による8ポートRAID、Creative製の「Sound Core3D」による高品質オーディオ、Broadcom製の「BCM57781」によるデュアルLANなど、多くの機能が追加搭載されている。

実際にはヒートシンクに覆われていて見えないが、基板上にPEX 8747を2つ搭載

チップセットの隣にはSAS 2308も。SAS2(6Gb/s)のポートを8つ備える

ただし、こうした追加チップを多く搭載したことや、メモリスロットを8つ用意したことなどにより、フォームファクタはCEBになっている。ボードサイズは30.5×26.7cmと、ATXよりも幅が数cmほど広くなっているので、搭載ケースには注意が必要。

デスクトップ向けのマザーボードとしては異例の高価格であるため、それほど数多く売れるような製品ではないだろうが、ASRockの本気度が伺えるモデルである。現在、ハイエンドマザーボードの分野はASUSが"一強"ともいえる状況であるが、今後のASRockの動きには注目だ。

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