7月19日に発売された楽天の電子ブックリーダー「kobo Touch」。さっそく筆者もゲットしたのだが、何よりも気になったのは「kobo Touch」公式サイトでデカデカと提案されている「koboで始める新しい読書の楽しみ方」だ。

このページでは、日常生活における「kobo Touch」の使い方がオシャレな写真と共に紹介されているのだが、果たしてこれらのシチュエーションはどこまで、たとえば電車の中で「kobo Touch」を長時間持ち続けて、手は疲れないのか。また、太陽の下でも反射が気にならないとあるが、それは本当なのか。まずはリンク先で提案されている掲載写真を見て、楽天の触れ込みをざっとつかんでほしい。

楽天が提案する読書の楽しみ方ページはこちら

楽天の三木谷浩史会長兼社長は「kobo Touchで読書革命を起こしたい」と語っていた。そこまでいうからには、日常生活のあらゆる場面で快適に使えるよう作られているはずだ。最終的に「kobo Touchを持つより文庫本を持っていった方がいいや」なんてことになったら目も当てられない。

ということで、楽天が提案する「kobo Touchの楽しみ方」とやらを、実際にシチュエーションを再現して確かめてみることにした。

「kobo Touch」の箱を開けたらApple製品っぽい?

……と、その前にまずはお約束の本体レビューといこう。慌てて開封したので箱の写真を撮り忘れたが、Apple製品っぽかった。どうしても気になるという人は「kobo Touch」で画像検索してほしい。

こちらが「kobo Touch」。今回は白をゲット

それより本体だ。「kobo Touch」はサイズ114mm(横)×165mm(縦)。文庫本よりは一回り大きい。ただこれは本体の大きさなので、画面サイズは一般的な文庫本よりも若干小さいくらいだ。ただし厚みは10mmとかなり薄く、重さは185gと見た目以上に軽い。一般的な文庫本がだいたい150gくらいなので、重さはだいたい同じくらいである。

なお、本体以外に同梱されているのはUSBケーブルと、ものすごくシンプルなペラ1枚の説明書。このシンプルさもどことなくAppleっぽい。意識しているのだろうか。

iPhoneと比べるとこんな感じ

見た目を堪能したところでさっそく本を読んでみよう……と思ったら、まずはPCで初期設定する必要があるらしい。説明書を見ると、「koboデスクトップアプリ」をインストールした後に、デスクトップアプリを起動して初期設定を行い、「kobo Touch」をUSBケーブルでPCにつないでセットアップすればOKとのこと。なーんだ、簡単じゃん。そりゃ説明書も少ないはずだわ。

……と、意気揚々とセットアップにかかったのだが、ここからが大変だったのだ。デスクトップアプリをダウンロードしたところまではよかったのだが、インストールしようとすると「初期ファイルの作成エラー」という謎のエラーが発生してしまう。

無視しようとしても正常にインストールされず、一向に進まない。ネットでいろいろ調べてみると、どうやらPCのユーザー名に日本語を使っているのが原因らしい。これって「kobo Touch」が海外の端末だからなのだろうか……。この問題は現在はすでに対応済みのようなので安心してほしい。

背面はキルティング加工されている

いきなりのつまずきに心が折れそうになったが、引き続きアクティベートを進める。その後もライブラリの同期が終わらず、本体を引っこ抜いたらなぜか正常に進むなどのよくわからない仕様に悩まされつつ、何とかアクティベート完了!

「kobo Touch」には最初から青空文庫が何冊か入っているのだが、それでは面白くないのでストアから適当な本を一冊購入してみた。購入には当然、楽天IDが必要だ。PCからでも購入できるのだが、今回はWi-Fi接続した「kobo Touch」から購入してみた。ちなみにWi-Fi接続自体は特に問題なくスムーズに完了した。

楽天・三木谷氏はストアスタート時の日本向け書籍のラインナップ数を3万冊(うち1万冊は無料なので実質2万冊)としており、この数字は個人的にはまだ少ない印象だ。さすがに大手出版社を軒並み口説き落としただけはあって、ストアトップページには著名なタイトルが並んでいるのだが、じゃあ好きな作家名で検索をかけてどれくらいヒットするかというと物足りなさが残った。

とはいえコンテンツは今後いくらでも充実させることができる。問題はハードの使い勝手だ。ここがダメだと読書革命も何もあったものではない。ということで話は最初に戻る。楽天が提案する「kobo Touchの楽しみ方」を実践しにいってみよう。