GIGABYTEは、COMPUTEX TAIPEI 2012のプライベートショールームにて、未発表チップセット搭載するなどした新型マザーボードの実働デモンストレーションを公開していた。X79Sという聞きなれない型番のマザーボードや、AMD A85を搭載するSocket FM2マザーボード、ほかにも次世代Ultra Durableとなる「Ultra Durable 5」を搭載するマザーボードも披露されていた。

「X79S」なるSAS×8ポートサポートのLGA2011マザーボード

最初に紹介するのは、LGA2011対応の新マザーボード「GA-X79S-UP5 WIFI」のデモ。X79Sという聞きなれない型番だが、実際に搭載されているのは本来ワークステーション用途に用いられるXeon向けチップセットの「C606」。このチップセットを採用することで、本来のSATA 3×2、SATA 2×4ポートに加え、SASを8ポート利用可能となっている。

同社でいうX79S、「Intel C606」チップセットを採用したX79シリーズのリフレッシュモデルとなる。通常のSATAポート6基の下にC606の機能によるSASが8ポート搭載されている

デモはこのSASをフルに利用した構成だ。CPUにはXeon E5-2687(3.1GHz)が搭載され、メモリは合計32GB、起動ドライブはSSDだが、データドライブとして8基の2TB SASドライブにてRAIDアレイを構成していた。

QuadroとTeslaを搭載した3Dグラフィックワークステーション仕様

青いコネクタがSASの8ポート。すべてのSASポートからケーブルが伸び、SAS HDD×8基が動いていた

ストレージにSSDと、SAS HDD×8基のRAID 0アレイを用いていた

CPUは、LGA2011のCore i7-3000シリーズおよび、LGA2011のXeonがサポートされる。また、メモリに関してはCPU内のコントローラに依存するが、アンバッファドメモリ、ECCアンバッファドメモリ、ECCレジスタードメモリなどに対応するという。ソケットは8本用意されており、デモ機はトータル32GBで動いていた。

デモ機はXeon E5-2687W'3.1GHz)と8枚で径32GBのメモリを搭載。X79SシリーズではCore i7-3000シリーズとXeon E5シリーズがサポートされる