1カ月だけでも最新アプリケーションを使いたい

複数のアップグレードパスを用意するAdobe Creative Suite CS5.5だが、本バージョンより新たに「サブスクリプション」という新たな販売方式が加わった。簡単に言えばソフトウェアのレンタルで、年間または月単位で必要な期間だけCS製品を使用できる権利を購入する方法だ。

サブスクリプション期間中にバージョンアップがあってもアップグレード料金を払わずに最新バージョンを使用可能。すべてのSuite製品と主要単体製品で提供される。たとえば、クライアントの意向で最新バージョンを使わなければならない、あるいは、グループワークをする中で使用バージョンを統一したい、という場合に利用できるので、旧バージョンのユーザーにとっては朗報ではないだろうか。価格は以下の通り。

Adobe Creative Suite 5.5サブスクリプション価格

Suite製品 年間プラン(月額) 月々プラン(月額)
Design Standard 9,000円 1万4,000円
Design Premium 1万2,000円 1万8,000円
Web Premium 1万1,000円 1万7,000円
Production Premium 1万2,000円 1万9,000円
Master Collection 1万9,000円 2万8,000円
単体製品 年間プラン(月額) 月々プラン(月額)
After Effects 7,000円 1万1,000円
Dreamweaver 2,000円 4,000円
Flash Professional 4,000円 6,000円
Illustrator 4,000円 6,000円
InDesign 4,000円 7,000円
Photoshop 5,000円 7,000円
Photoshop Extended 7,000円 1万円
Premiere Pro 5,000円 7,000円

Adobe Creative Suite 5.5は、前バージョンとなるCS5に比べて、より・マルチメディア&デバイス・に特化したバージョンアップとなる。電子出版やタブレット端末への対応が求められるクリエイターは、まずは発売後にAdobe Storeで提供されるであろう体験版、あるいは新たな販売方法であるサブスクリプションなどを使い、新機能を体感して欲しい。