聴くだけでなく録音も可能!インターフェースも見栄えあり!!

「ラジオを聴きましょう!録音+個性化」はコミュニティFMが提供しているサイマルラジオなどのインターネットラジオを聴けるアプリだ。放送を聴くには起動後、画面上の左にある「チャンネルリスト」タブを押し、チャンネルの選択を行う。全国各地のコミュニティFMの番組のほか、Mumixなどのストリーミングラジオを聴くことが可能だ(ただし、radikoに参加している局の放送を聴くことはできない)。チャンネルのリストには、局名とともにハート型のボタンが表示されている。これを押すと、「お気に入り」に登録され、チャンネルの切り替えをショートカットできる。「お気に入り」の登録はホーム画面の「+」タブをタップして追加することも可能だ。

「チャンネルリスト」タブをタップして聞きたいチャンネルを選ぶ

局の一覧が表示される。ハートマークを押すと「お気に入り」に追加される

「お気に入り」に追加した局のリスト。「入力」を押すとリストの編集が可能となる

チャンネルを選び、画面右上にあるラジオの形状をしたボタンを押すとホーム画面に戻る。ラジオ型のインターフェースにある再生ボタンを押すとデータのバッファが始まり、完了したところで放送が聞こえてくる。音量はラジオの右にあるスライダーで調整する。「Rec」ボタンを押すと、今聴いている放送を録音でき、データは「ボイスメモ」に保存される。録音を聴くには、マイクの形をしたタブを押し、聴きたいデータを録音したリストから選び、画面下の再生ボタンを押せばよい。

ラジオの再生ボタンを押すとデータのバッファを開始

「Rec」ボタンを押すと聴いている放送の録音を開始

「ボイスメモ」で録音が聴ける。「入力」を押すことでリストの編集が可能

画面中央右には、現在のWiFiまたは3Gでのデータフローの状況の表示とスリープタイマーのボタンがフローティングしている。データフローのボタンを押すと、現在の状況とリセットボタンが表示される。スリープタイマーのボタンを押すと、時間の設定画面が現れ、リスニングの停止時間を設定できる。

データフローの状態を表示

リスニングの停止時間の設定も可

スリープタイマーを設定するとカウントダウンを開始

画面上のいちばん右にある「オプション」タブを押すと、各種設定モードに入る。「一般設定」で「ホーム画面の非表示ツールバー」をONにしておくと、ホーム画面でタップすることでタブとボタンの表示/非表示を切り替えることができる。また「壁紙」ではホーム画面の背景を変更することができ、10種のデフォルト画像以外に、「アルバムからのインポート」でフォトライブラリやカメラロールに保存してある画像を利用できるようになっている。インターネットラジオ用のアプリは味気ないインターフェースのものが多いが、本アプリは「個性化」を謳うだけあって、工夫を凝らした見栄えのあるものになっているのが特徴だ。

「オプション」タブで各種設定モードを行う

「一般設定」のメニュー。EDGEにも対応している模様

「壁紙」ではホーム画面の背景を変更できる

最後に気になった点を指摘しておく。iOS 4および、それ以上のバージョンでマルチタスキング、バックグラウンド再生にも対応とのことだが、iPhone 3G環境下では両方とも対応していないように思われる。また、3G環境でのリスニングだが、データのバッファが数分かかる上、音が切れたりと、やや不安定に感じられたので、できる限りWiFi環境での使用をお勧めする。

対応モデルは、iPhone、iPod touchおよびiPad互換、OSはiOS 3.1以降、ジャンルはミュージック、アプリサイズは16.5MB、対応言語は日本語、オランダ、英語、フランス語、 ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、執筆時のバージョンは1.2.0。