東京 表参道に開かれていたアドビの期間限定ギャラリー「station 5」にて、イラストレーター 有田満弘氏を招いてセミナーが開催された。セミナーでは、有田氏による「Photoshop CS5」のTips紹介や、ライブペインティングなどが行われた。

「女性の横顔」をライブペインティングする

有田氏によるPhotoshop CS5の様々なTips紹介が終わり、ライブペインティングが始まった。今回のお題は「女性の横顔」。有田氏は「本当はおじさんを描くほうが得意なんですけど……」とやや困惑しながらも作業を開始した。

有田氏はまず初めに線画でラフを描いた。そしてレイヤーを新規に作成し、本格的にペイントを始める。描く順番については、「ポーズとか、目立つ部分とか、キーとなるところから描きます」とのこと。トークしながらも、有田氏の手はずっと動き続けている。おおよその色を塗ると、有田氏は新規レイヤーを作って髪の毛や肌にハイライトを入れる。みるみるうちにイラストに陰影ができ、開始後約15分で見事なイラストが完成となった。

いきなり液晶ペンタブレットで輪郭を描き始めた。この線画はラフとして使う

ライブペインティング中、ブラシの設定を何度も変更する。色を引きずる量は、画面左上のプルダウンで行なう

全体的な着色が終了。ここから細部を塗って陰影をつけてゆく

肌や髪の毛に色をつけて、立体感を出してゆく

肌や髪にハイライトを入れたら完成。たった15分でここまで描いてしまった

イベント終了後も黙々と描き続ける有田氏。「Cintiq 21UXがないと仕事になりません」とのこと
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