Windows Internet Explorer 9

IEBlog : IE9 Developer Tools: Network Tabにおいて、IE9 Platform Previewに新しく追加されたNetworkビューが紹介されている。IE8の開発ツールにはNetworkビューは用意されておらず、同位置にはプロファイルビューが用意されている。IE9ではここにNetworkビューが配置され、FirebugやChrome/Safariの開発ツールと同様にネットワークトラフィックからの分析やデバッグができるようになっている。

IE9 Platform Previewの開発ツールの実行例 - 新しくNetworkが追加されている

IE8の開発ツールの実行例- ネットワークではなくプロファイルがある

開発ツールはメニューからたどっていくか、F12キーを押すことで表示させることが可能。"Start Capturing"ボタンを押すと計測が開始され、サーバとの通信内容が記録されるようになる。計測は"Stop Capturing"ボタンが押されるまで継続される。個々の内容は対象を選択した状態で"Go To Detailed View"ボタンを押すことで表示可能。

Start Capturingボタンを押すことで計測が開始される

対象を選択してGo To Detailed Viewボタンを押すことで詳細表示へ切り替え

タブを選択してそれぞれのデータを表示

計測結果はCSVまたはHTTP Archiveの形式で保存可能

Networkビューで計測した内容は保存アイコンをクリックすることで保存可能。CSV形式を選択した場合、サマリビューの内容がCSVファイルに保存される。あとからスプレッドシートアプリケーションを使って閲覧できる。

XML形式を選択した場合には、HTTP Archive Specification - Google Groupsに掲載されているHTTP Archive形式で保存される。このデータ形式はIE9のみならずほかの開発ツールでも読み込んで解析に利用することができる。ネットワークトラフィックからの分析はこの手の開発ツールでも便利に利用できるもの。同機能を活用することでIE9が具体的にどういった手順でリソースを取得しているのかを簡単にチェックできるようになるほか、Ajaxアプリケーションのデバッグがより簡単になる。