通知領域の「時計」を和暦で表示させる

タスクバーの通知領域に表示される「時計」ですが、Windows 7は表示領域を拡大することで見やすくなったことにお気付きでしょうか。図01から図03までは、Windows 7、Windows Vista、Windows XPの通知領域(タスクトレイ)の「時計」ですが、OSバージョンを重ねるごとに表示内容が拡充されるようになり、Windows 7では、日付及び時刻の表示が可能です(図07~09)。

図07 Windows 7の通知領域にある「時計」。日時が細かく表示されるようになりました

図08 Windows Vistaの通知領域にある「時計」。表示内容は時刻だけですが、バルーンには日付や曜日が表示されます

図09 Windows XPのタスクトレイにある「時計」。同じく表示内容は時刻だけで、バルーンも日付のみ表示されます

この表示形式はいくつかのカスタマイズ項目が用意されているのをご存じでしょうか。まずは以下の手順を参考に設定項目を開きましょう。まずは、コントロールパネルのカテゴリを一覧表示に切り替えてから「地域と言語」をダブルクリックします。同名のダイアログが起動したら、<形式>タブにある<追加の設定>ボタンをクリックしましょう。これで同名のダイアログが起動します。なお、「地域と言語」ダイアログは、「ファイル名を指定して実行」などから、「RunDLL32.exe shell32.dll,Control_RunDLL intl.cpl」と実行しても起動可能です(図10~12)。

図10 <スタート>メニューを開き、<コントロールパネル>をクリックします

図11 コントロールパネルが起動したら、「表示形式」を<大きいアイコン>もしくは<小さなアイコン>に変更し、一覧から「地域と言語」をダブルクリックします

図12 「地域と言語」ダイアログが起動したら、<追加の設定>ボタンをクリックします

「形式のカスタマイズ」ダイアログが起動したら、日付の「カレンダー」セクションにある「カレンダーの種類」のドロップダウンリストから「和暦」を選択してください。後は<OK>→<OK>とボタンをクリックしてダイアログを閉じれば、通知領域にある「時計」の表示内容が和暦に変更されます。また、先のドロップダウンリストから「西暦(英語)」を選択しますと、表示内容が英語に切り替わりますので、お好みの表示形式を選択してください(図13~15)。

図13 「形式のカスタマイズ」ダイアログが起動したら、「カレンダー」セクションにある「カレンダーの種類」のドロップダウンリストから「和暦」を選択します。後は<OK>→<OK>とボタンをクリックしてダイアログを閉じましょう

図14 これで通知領域にある「時計」の表示内容が和暦に変更されました

図15 図13のドロップダウンリストから「西暦(英語)」を選択しますと、表示内容も英語表記に変更されます

「形式のカスタマイズ」ダイアログにまつわる、もう少し便利なカスタマイズも紹介しましょう。同ダイアログの「データ形式」セクションの「短い形式」は、通知領域にある「時計」の表示形式を管理しています。初期状態では「yyyy/MM/dd」と「4桁の西暦/2桁の月/2桁の日」となっていますが、ドロップダウンリストから「yyyy/MM/dd' ('ddd')'」を選択することで、現在の曜日を表示することが可能ですので、曜日を確認する場面が多い方は本設定を行なってください(図16~17)。

図16 「形式のカスタマイズ」ダイアログの「データ形式」セクションにある「短い形式」のドロップダウンリストから「yyyy/MM/dd' ('ddd')'」を選択して<OK>ボタンをクリックします

図17 すると通知領域にある「時計」の表示形式に曜日が加わります