フォームでよく使うコントロールの説明

フォームを表示して実行させることができるようになりました。次にフォームに貼り付けるコントロールを見て行きましょう。

図9:ツールボックスの内容

以下、表にまとめました。

コントロールの説明

コントロール 概要
ラベル 文字を表示
テキストボックス データの入力に使用
コンボボックス データの入力や、表示されているデータの中から一つを選択
リストボックス 決まった枠の中で複数のデータを表示、選択
チェックボックス 二つの状態を切り替える
オプションボタン フレームと組み合わせて、複数の物から一つを選択する時に使用
トグルボタン 押すたびにOn/Offが切り替わるボタン
フレーム 複数のコントロールをグループ化する
コマンドボタン VBAで書いた処理を実行させる時に使うボタン
タブストリップ タブをクリックすることでページを切り替える。(各ページに表示されるコントロールは同じもの)
マルチページ 一つのフォーム上に複数の画面を表示させる(各ページに別々のコントロールを表示できる)
スクロールバー 決まった枠の中に収まらないデータの表示領域を移動させて表示させる
スピンボタン わずかな量の増減設定に使用
イメージ 画像を表示
RefEdit ワークシート上のセルの範囲を取得

コントロールはこれだけではありません。ツールボックスの上で右クリックをして、[他のコントロール]をクリックすると、利用可能なコントロールが表示されます。そのコンピュータにインストールされているソフトの種類により、利用可能なコントロールの数は変わります。 今回は、よく使用される、ラベル、テキストボックス、コンボボックス、チェックボックス、オプションボタン、フレーム、コマンドボタン、イメージについて説明したいと思います。

(1)ラベル

タイトルや簡単な説明の文章をフォームに表示する時に使用します。表示内容はCaptionプロパティに書きます。

図10:ラベルの設定

(2)テキストボックス

プロパティの設定で単一行と複数行の入力設定ができます。MultiLineをTrueにすると複数行の設定が可能になります。複数行の改行はCtrl + Enterを押します。

図11:テキストボックスの設定