【レポート】
日本Androidの会は6月26日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターにて「Android Bazaar and Conference 2009 Spring」を開催した。
本稿では、その中から、グーグル デベロッパー アドボケイトのクリス プルエット氏による講演「Android in Japan」の模様をお伝えしよう。
Android端末が発売されてから早くも8ヶ月が経過した。米国での契約ユーザー数は4月時点で100万人を突破しており、爆発的な勢いで普及が進んでいる。
プルエット氏によると、Android端末は、海外展開も順調に進んでいる模様で、すでに21カ国32キャリアで発売済み。日本でも7月上旬にNTTドコモから「HT-03A」という端末がリリースされる予定だ。
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グーグル デベロッパー アドボケイトのクリス プルエット氏 |
Android端末人気の秘密は、Androidアプリケーションマーケットの運営方法にもある。Androidアプリケーションは、iPhoneのApp Storeと異なり、リリースプロセスの中に審査がない。「アップロードは自由に行え、ボタンをクリックしてから数秒後にはマーケットに登場する」(プルエット氏)という。そのため、アプリケーションの数が非常に豊富で、「米国ではほとんどのユーザーが大量のアプリケーションをダウンロードしている。しかも、いずれもよく使い込み、削除することはあまりないという調査結果が出ている」(プルエット氏)そうだ。
自由にアップロードできるとなると、アプリケーションの信頼性を疑いたくなるが、「アプリケーションのインストール時などにアクセス範囲を明示する仕組みになっているので、ユーザーは自分で判断することができる」という。また、プルエット氏は「Googleが進んで制限をかけることはないが、卑猥な表現が含まれる、実行速度がいちじるしく遅いなど、問題があるアプリケーションについては、連絡してもらえば削除できる仕組みになっている。この点は、YouTubeと一緒」と説明した。
国内発売を目前に控えた今回のセミナーでプルエット氏が特に強調したのが、「日本での成功がAndroid端末の今後を占う意味で非常に重要」という点だ。その理由を、プルエット氏は次のように説明した。
「携帯端末によるインターネット接続の歴史が長く、専用アプリケーションの利用も進んでいる日本で成功するには、目新しさだけでなく、クオリティの高さが求められる。ここで成功できれば、Androidのレベルは確実にあがる」
では、日本で成功を収めには何が必要か。プルエット氏がポイントとして最初に挙げたのが、アプリケーションのローカライズ対応だ。
Androidマーケットには、すでに膨大なアプリケーションが存在しており、開発者の数も相当数に上る。その中には、日本人の数も多く、「まだ日本では未発売にも関わらず、国別で集計すると日本は開発者の数で上位に入る」(プルエット氏)という。
そこで、プルエット氏は、日本人開発者に「英語でリリースしたアプリケーションを日本語に翻訳してほしい」と呼びかけ。「国内販売が開始された当初に日本語対応されているアプリケーションはダウンロード数も伸びるはず」と補足し、協力を促した。
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