富士通代表取締役社長 黒川博昭氏

5月17-18日の2日間、東京国際フォーラムで「富士通フォーラム 2007」が開催中だ。初日の午前に、同社代表取締役社長の黒川博昭氏が「富士通のめざすこと -お客様とともに夢をかたちに-」と題する講演を行った。

同氏の講演は大きく3部構成になっており、「お客様の夢をかたちに -お客様の"もっと"をかたちにする」「富士通の新しい提案 -フィールド・イノベーション」「富士通のチャレンジ -富士通グループの"もっと"をかたちにする」という内容が順に語られた。

「"もっと"をかたちに」とは、ユーザー企業が抱く"もっと"という期待を、IT技術の発展によって現実化していく、ということだ。講演では、RFID、ワンセグ、携帯電話の活用、ブログを対象としたクチコミ分析ツールBuzzPulse、製造業向けのデジタルプロセス化の徹底による開発期間短縮、音声入力/?認識、SCMの革新、車載ステーション+運行支援ASP、気象予報の精度向上など、ユーザーからの"もっと"という声に応えて開発された富士通の技術とその利用事例が次々紹介された。