TBS系バラエティ番組『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』(毎週水曜20:00~)の「スマホ1つで家の不用品を全部売ったら実際いくらになるのか」企画で活躍している女優・タレントの緑川静香。16歳のときにモデルとして活動をスタートさせてから約20年となる緑川にインタビューし、今の仕事に対する思いや今後の抱負を聞いた。

  • 緑川静香

    緑川静香 撮影:蔦野裕

“9頭身ビンボー女優”として知られる緑川が依頼主の自宅を訪れ、スマホを使ってフリマアプリとオークションで不用品を売ったらいくらになるのか検証する同企画。期間は1週間。不用品を処分したい人必見のテクニックや知識も登場する。4月30日の放送では、東京都府中市の「レトロおもちゃが眠る家」を訪問。過去に人気を博したおもちゃやゲームなどを出品する。

――16歳のときの『Seventeen』の編集者にスカウトされて芸能界入りされたとのことですが、やってみようと決断された思いをお聞かせください。

「撮影現場にお菓子がいっぱいある」と言われて、「ハッピーターンとキットカットありますか?」と聞いたら、「用意します」と言ってくれて、「じゃあやります!」と返事しました。

――番組でもたびたび、「5歳で父親が蒸発、他人の家の物置で暮らしていた」というエピソードが紹介されていますが、高校時代まで物置暮らしをされていたということは、スカウトされた当時はあまりお菓子を食べられる生活ではなかったのでしょうか。

そうなんです。なので、お菓子食べたいなと思って。現場にあったお菓子をたくさん持って帰っていました(笑)

――スカウトされる前は、芸能界に入りたいと考えたことはなかったですか?

漠然とはありましたが、事務所に応募しようとか、そこまで真剣には考えてなかったです。お金がなくて遊びが限られていたので、自分でストーリーを考えて1人芝居をよくやっていて、お芝居への興味はありました。

――芸能界に興味があったから、スカウトされたときにやろうと思えたのでしょうか。

お芝居には興味がありましたがモデルは全然興味がなくて、最初は断っていたんです。でも、お菓子があると聞いて、本当にお菓子に釣られて始めました(笑)

  • 緑川静香

――モデルとして活動をスタートされましたが、当時から女優としてやっていきたいという思いでしたか?

そうですね。お芝居のレッスンに行って実際に演じたときにすごく楽しかったので。その後、女優のお仕事もさせていただけるようになって、バラエティに出るときも「女優」という肩書きを消したことはなく、これからも一番は女優としてやっていきたいと思っています。バラエティも好きなので、機会があればもちろん出演させていただきたいです。

――芸能生活約20年となりますが、これまでを振り返っていかがですか?

いろいろありましたが、この番組で不用品を売る企画に出会って一番変わったと思います。全国放送で一気にたくさんの方に知っていただけて、声をかけていただく数が圧倒的に変わったので。知っていただけてすごくうれしいですし、より責任感が増したというか、気が引き締まりました。

――ゴールデンでレギュラー放送されるようになって、より反響があるのでは?

一般の方からDMで、「うちのも売ってくれませんか?」と個人的に依頼が来るようになりました。以前も来ていましたが、それがすごく多くなった気がします。「少し利益渡すので」と書いている方もいて(笑)。ありがたいですがそれはできないので、番組に送っていただけたらと思います。