20代の4割以上が、「電子レンジでの加熱」を自炊だと定義していることが判明した。この結果は、パナソニック ハウジングソリューションズが今年9月に実施した「年代別“自炊”の定義」の調査によるもので、20代から60代の男女400人を対象に、自炊をどのように捉えているか質問している。ネットでは「立派な自炊だろ?」「飯を炊くのが最低ライン」などと話題だ。

  • 「レンチン」は自炊か? 20代では4割以上が「自炊」と定義 - ネット「立派な自炊だろ?」「炊飯が最低ライン」

    20代の4割以上は「電子レンジでの加熱」を自炊と定義している

調査ではまず、料理に伴う8つの作業工程を提示し「あなたにとって“自炊”と思うものを教えてください」と質問したところ、「主菜と副菜を作る(93.0%)」、「主菜を作る(92.3%)」、「包丁で食材を切る(89.8%)」、「炊飯器を使う(87.5%)」、「コンロを使う(83.0%)」の5項目については、どの世代も8割以上が自炊と定義したのに対して、「電子レンジで加熱する(32.3%)」、「購入した総菜を食器に移す(30.5%)」、「お湯を注ぐ(24.0%)」の3項目については、20代とほかの年代(30代~60代)で差があることが判明したそうだ。

  • 調理に一定の時間を有する「コンロを使う」から、自炊と定義づける傾向にある (パナソニック ハウジングソリューションズ調べ)

そこで、「『電子レンジで加熱する』という作業工程は“自炊”だと思うか」と質問。30代から60代の29.1%が自炊と定義したのに対して、20代は45.0%の人が自炊と定義したという。また「購入した総菜を食器に移す」では、30代から60代が25.3%だった一方で20代は51.3%、「お湯を注ぐ(例:カップラーメンなどをつくる)」では、30代から60代が20.0%だったのに対して、20代は40.0%が自炊と定義していたそうだ。

  • 20代の4割以上は「電子レンジでのチン」を自炊と定義づけている (パナソニック ハウジングソリューションズ調べ)

  • 「購入した総菜を食器に移す」は、20代とほかの世代との差が2倍以上 (パナソニック ハウジングソリューションズ調べ)

  • 「お湯を注ぐ」は、20代とほかの世代で2倍のギャップ (パナソニック ハウジングソリューションズ調べ)

同社は、20代がほかの世代より「電子レンジで加熱する」と「購入した総菜を食器に移す」、「お湯を注ぐ」といった項目を自炊と定義した背景には、「インスタント商品のクオリティ向上から、今まで自炊でしか味わえないと思っていた『家庭の味』が電子レンジの使用やお湯を注ぐだけでつくれるようになってきているということが推測されます」とコメントしている。

ネット上では「凄いな・・・チンは自炊ではないでしょ?」「加熱調理を行っているので自炊や」「こういう思考の人間は多分住んでる世界が違うんだろうなぁ...(苦笑)」「自炊とは言えないと思うけどその人がそう思うならいいんじゃない」「立派な自炊だろ?選ぶ、買ってくるor 家にストックする&ゴミを捨てるまでのサイクルが自炊」「なん…だと(゚A゚;)ゴクリ」「飯を炊くのが最低ラインだろ、カップ麺やレンジなら子供でもできる」などの声が寄せられた。