Twitterを運営する「X」社(X Corp.)は米現地時間7月4日、予告なく突如実施された「ツイート閲覧数制限」について詳細を説明した。突然の実施となった背景を、事前告知により、悪質行為者が検知を回避するのを防ぐためだったとしている。

今回のツイート閲覧数制限は、「プラットフォームに害を及ぼしているボットやその他の悪質な行為者を検出して排除する」ことが目的だったとのこと。悪質な行為者は、「AIモデルを構築するために人々の公開Twitterデータをスクレイピングすること」や、「プラットフォーム上の人々や会話を操作すること」などの行為をしているという。

予告せずに実施した理由は「事前に告知があれば、悪質な行為者は検知を逃れるために行動を変えられる」からだとしている。同社曰く、この制限実施による広告への影響は、最小限に抑えられているという。

この制限は「プラットフォームを使用している人々のごく一部に影響を及ぼしている」として、今後は作業が完了次第、最新情報を提供していく予定とのこと。

同社の新CEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏は、「Twitterのような使命がある場合、プラットフォームを強化し続けるために大きな動きをする必要がある」とコメントした。

ネット上では「スタミナゲージ実装まだ?(´・ω・`)」「広告が減って慌てて説明したように見えるけど」「事前に言って欲しかった、個人運用じゃないんだから」「いきなりやるからビックリするんよね」などの声が寄せられた。