iOS 8で登場した「ウィジェット」は、アプリの一部機能を取り出したいわばミニアプリ。天気予報の確認は現在地だけでいい、株価はウォッチリストに登録した銘柄だけ確認できればOK、などとアプリの"いいとこ取り"を小さな画面で実行できる便利な機能です。

一部の機能を取り出すことだけがウィジェットの利点ではありません。ウィジェットは同じサイズであれば重ねることができ(スタック)、1つの枠内に複数のウィジェットを表示できます。上下にスワイプするだけで、あるときは時計でまたあるときはカレンダー、といった具合に空間の有効活用が可能になります。この複数のウィジェットが重ねられたものが「スマートスタック」です。

「スマートローテーション」は、そのスマートスタックを利用したウィジェットの自動切り替え機能です。一定時間ごとに同一スマートスタックの中からウィジェットA、ウィジェットB...と自動的に表示が切り替えられます。

よく似た機能に「ウィジェットの提案」があります。こちらは、過去のアプリ利用状況や位置情報を参考に、最適なウィジェットをiPhoneが自動選択し切り替えてくれます。iPhoneに任せておけば、そのときどきに応じたウィジェットが表示されるというわけです。

この機能は、スマートスタックを長押しすると現れる「スタックを編集」メニューから動作をオン/オフできます。ウィジェットの切り替えは自分が必要なタイミングで行いたい、自動切り替えしないでほしい、という場合はスイッチをオフにしましょう。

  • ウィジェットの「スマートローテーション」とは