人気カードゲーム「遊戯王OCG デュエルモンスターズ」が好きすぎたのか、AR技術を駆使して、フィールドにおいたカードからモンスターを現実世界に召喚してしまう自作システムを作成した猛者が登場。ネットで「すげえやりてぇ」と注目を集めている。まさに、漫画やアニメで見たあの演出が現実に!

すごい! アニメで見たやつだ!

「遊戯王OCG デュエルモンスターズ」は、高橋和希さんの漫画「遊☆戯☆王」に登場するカードゲームを現実に再現したもので、漫画やアニメでは、デュエルディスクにカードをセットするとモンスターの姿が立体化するという演出がある。そんな演出を現実世界で再現したのが、フランスのYouTuber・SuperZoulouxさんが開発した「コネクテッドマット」だ。彼は主に「遊戯王OGC デュエルモンスター」に関する動画を投稿しているYouTuberで、記事執筆時点でチャンネル登録者数は15.4万人だ。

YouTube動画では、「コネクテッドマット」にカードを置くと、そのカードに書かれたモンスターがカメラに3D表示されているのがわかる。ただ3D表示されるだけでなく、生きているかのように細かく動き、攻撃モーションまでしてくれるのだ。アニメで見たことある演出だ! さらに、モンスターを召喚すると、カメラが上からのアングルから、モンスターが良く見えるアングルへとダイナミックに切り替わるという優れもの。仕組みとしてはカードにチップを搭載し、マットがそのカードを認識することで、そのカードに書かれたモンスターを3D表示しているのだそう。

  • 俺のターン! AR技術で遊戯王モンスターカードをリアル召喚したYouTuberが凄い

    俺のターン! ブルーアイズホワイトドラゴンを召喚!

  • 複数モンスターを同時に召喚することもできる

  • 攻撃モーションもあり、見ていて飽きない

SuperZoulouxさんは動画内で、このシステムの開発に7カ月以上の期間がかかったと説明している。当初は3DゲームエンジンのUnreal Engineを使いこなす技術など、開発に必要な技術が全くない状態からスタートし、YouTubeの解説動画を参考に学びながら開発したのだとか。ちなみに今回のシステムでは3,600種類以上の遊戯王カードにチップを搭載したという。

ネット上では「夢のようや…」「すげえやりてぇ」「みんなの夢がかなったな!!」「なんだこれヤッベェ」などの声が寄せられた。