ゼンリンは7月27日、地図上でプログラミングを学習できるWebブラウザ型の学習ツール「まなっぷ Home Edition」を発売した。直販サイト「ZENRIN Store」で販売し、利用料金は月額550円。対象学年は小学校3年生以上を推奨。

  • まなっぷ Home Edition

ゼンリンは、2022年3月から教育機関向けにプログラミング学習ツール「まなっぷ School Edition」の提供を開始。小学校の「総合的な学習」「社会」の授業などで活用されているという。

今回発売した「まなっぷ Home Edition」は、家庭向けに開発された、地図を使いプログラミング的思考を身に付けるWebブラウザ型の学習ツール(Microsoft Edge、Google Chrome、Safariを推奨)。プログラミングにより、地図上での描画やキャラクターの移動、写真や地図記号の表示などが可能だ。子供がフィールドワークで発見したものや、興味のある事柄について調べたことを地図上で自由に表現させる過程で、論理的なプログラミング思考や、探求心を育むとする。

  • 絵を書いたり、色塗りをしたりもできる

サービスは、Webブラウザ型サービス「プログラミング教材」、操作方法などを記載したマンガ形式のガイドブック「はじめてのまなっぷ」、子供の自発的な学習を支援する「ミッション」がセットとなっている。

  • ガイドブック「はじめてのまなっぷ」(左)と達成感を味わわせる「ミッション」(右)

プログラミング教材は、プログラミングソフト「Scratch」のUIを採用し、「道のりに従って進む」「キャラクターにしゃべらせる」など、地図上での表現方法が書かれたブロックを組み合わせてプログラミング。プログラミング未経験の子供でも直感的に操作できるという。

  • 操作画面。色分けしてあるブロックを組み合わせてプログラミングをする