サードウェーブは、直営パソコン店舗ドスパラを運営していますが、一昨年より地方都市ロードサイド、もしくはモール内に広めで体験型の新規店舗を続々とオープンしています。2022年2月26日には、今年3店目となる「ドスパラ姫路MEGAドン・キホーテ広畑店」(以下、ドスパラ姫路)をオープンしました。
モール型ながら、デッカーいドスパラがオープン
今回のドスパラ姫路は、MEGAドン・キホーテ広畑店にあるモール型。これまでのモール型店舗は、ドスパラ前橋インターアカマル店(343平方メートル)、ドスパラ鹿児島アクロスプラザ与次郎店(280平方メートル)と、広々というほどのスペースはありませんでしたが、ドスパラ姫路は595平方メートルとモール型店舗としては最も広い店舗です。なお、ドスパラ店舗では、ドスパラ郡山安積店がワンフロア717平方メートルが最大です。
姫路の中心部にそこそこ近く、姫路駅からは山陽電鉄の網干線に乗って、「夢前川駅」下車徒歩約5分。数はあまり多くありませんが姫路駅からバスでも35分少々(30系統製鉄記念広畑病院行き)と、交通の便も悪くなさそうです。
とはいえ、山陽電鉄の姫路駅から行くと乗り換えが必要ですし、バスは1時間に1本。来訪手段の多くは自家用車でしょう。駐車場のスペースも1,637台/共用と大きめです。
そこで、オープン前日のメディア向け内覧会はレンタカーで行ってみました。最初、ドン・キホーテの屋上に停めたのですが、店舗はフードコート真上に位置するため、ドスパラまでの移動が結構あります。大きな商品を買う場合は、上下移動を行わずに荷物が運べるよう、西側にある立体駐車場の屋上階に停めるのがベストでしょう(連絡橋でドスパラのある2階フロアに入れます)。ちなみに、ドン・キホーテほどではありませんが、営業時間は10時~21時とほかのドスパラ店舗よりも長めです。
ドスパラ姫路は「見る 触る 試す シェアする」をコンセプトにしており、実際の商品に触れらることが魅力。多種多様なゲーミングキーボードやマウスが展示されていて、実際に使用感を確認できます。ゲーミング入力装置の種類が多いのは、ゲームの種類や好みによって求められる機能が異なるから。しかも、ドスパラ姫路には、いくつかの質問に回答することでおススメデバイスを教えてくれるパネルが設置されていました。
自作パソコンに必要なパーツも豊富。買ったその場で組み立て確認が行えるドスパラボもあります。このあたりは、今までの地方型ドスパラと同じです。
ひと通り見て回ると、ドスパラ姫路の構成が今までの店舗と少々変わっていることがわかりました。
店舗に入ってキャラクターグッズが目に入る位置にあるのは、ほかの店舗と同じですが、ほかの店舗では奥のほうにある上海問屋の面白グッズが入り口の周辺に並んでいます。
また、店舗正面で最も目立つエリアには、他社中古パソコンがありました。従来は、正面に「理想のPC環境」やコラボゲーミングPCを置いてあるので、かなり違和感があります。店舗入って左側は中古パソコンや商談スペースを広く配置していました。
中古PCは多店舗の3倍! 商談席には老眼鏡が!
ほかの新店舗と比較してレイアウトが大きく変わったドスパラ姫路。これについてお話を伺うと「ドン・キホーテの客層を意識している」とのことでした。
3世代の来店を想定してか、1on1の商談席だけでなく4人掛けの大テーブルもあり、よくよく見ると、雑誌と老眼鏡がありました。一緒についてきたおじいちゃんやおばあちゃんに考慮しているのがわかります。また中古ノートパソコンの多くが平台で展示されていました。
ともすると「ドスパラにはゲーミングパソコンしかない」と言われることもありますが、ドスパラ姫路はゲーミング以外の中古パソコンにも要注目です。もちろん、ゲーミング中古パソコンも在庫豊富ですが、「中古パソコンは従来店舗の3倍の在庫を用意してある」とのことでした。
新しい取り組みとして、月額2,980円でよろずサポートをお願いできる「パソコントータルサポート」が始まりました。サポートは店頭だけでなく、リモートと出張でも受けられる仕組み。パソコンに詳しくない人には朗報かもしれません。